本田圭佑をイジる楢崎正剛、闘莉王は中村俊輔に「メシおごって」 元W杯戦士が明かす裏話

0

5日放送、NHK「グッと!スポーツ」に、サッカー元日本代表の田中マルクス闘莉王、楢崎正剛、福西崇史が出演。ワールドカップ(W杯)を前に、かつての代表の裏話などを明かした。

個性の強い選手の集まりである代表だけに、チーム一丸となるのは容易なことではない。闘莉王は、岡田武史元監督が「お互いを好きじゃなくてもいいけど、リスペクトしろ」と言われていたと明かし、「リスペクトすることがコミュニケーション」との考えを披露する。

もちろん、コミュニケーションを取るのは大変で、衝突することもある。そのうえで、闘莉王は現在の主将・長谷部誠に「生ぬるいキャプテンになってほしくない。バシバシ言って、みんなを同じ方向に向かわせるように、たまには厳しいことを言う必要もある」と要望した。

現在の代表では、ムードメーカーの槙野智章がバスで“DJ”となり、選手に合わせた音楽をかけるなど気配りをしている。だが、闘莉王はそんな槙野に渋い表情。楢崎は、現代表に闘莉王がいたら「一発ボンとやられて(殴られて)、それで盛り上がるみたいな感じ」になるだろうと笑った。

では、以前はバスで何をしていたのだろうか。福西と楢崎は、当時はやっていたレースゲームと明かす。徐々に若手を誘うなどして、輪を広げていったそうだ。普段寡黙な駒野友一がゲームで攻撃的な一面を見せ、宮本恒靖が負けず嫌いを発揮するなど、選手の内面を引き出せたという。

チームバスは、席順から人間関係もうかがえる。三浦知良が愛用した左最後尾の「キングシート」には代々の“顔”が座り、若手が後方に陣取ることはほとんどない。ただ、闘莉王は最初から最後列にいたという。すると、楢崎は本田圭佑も最初のころから後方に座っていたと明かした。

名古屋グランパスエイトの先輩でもあった楢崎は、バス内でもサングラスをかけていた本田に「外じゃないのにいらないでしょ」と突っ込むなど、本田をイジっていたという。両腕の時計にも「マラドーナがやってたことをやってるだけやぞ」「ただの二番煎じ」と言い放っていたそうだ。

ただ、福西は、そうすることで普段は別のチームの選手もイジることができるようになると指摘。それが良いコミュニケーションになるため、「正剛みたいな選手も必要」という。闘莉王は、西野朗現監督が楢崎を招集し、「第二の槙野」にすればいいと提案した。

その闘莉王が明かしたのは、中村俊輔とのエピソード。断ったにもかかわらず、早朝から5分にわたり部屋のベルを鳴らされ、「起きたからいいじゃない」とゴルフに連れていかれたという。失敗をイジられてばかりの休日となった闘莉王は、中村に「メシぐらいおごってほしい」と訴えた。

(引用元:livedoor news)

0