3日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)で、脚本家の橋田壽賀子氏が、自身が手がけた連続ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)の誕生の裏側を明かした。
橋田氏と同ドラマのメーンキャストの女優・泉ピン子が出演し、司会の黒柳徹子とトークを繰り広げた。ふたりの死生観やプライベートでの話で盛り上がり、終盤には同ドラマの話題に及ぶ。黒柳が「(「渡鬼」は)借金のカタだったんですって?」と意外な事実を確認すると、橋田氏が詳細を語り始めた。
橋田氏によると、夫・岩崎嘉一さんが亡くなった際、遺産として残った株の売却分2億7千万円が手元に残ったそうだ。橋田氏としては、しばらくは何もせずに暮らせると安堵したそうだが、TBSの当時プロデューサーだった石井ふく子氏に、岩崎さんが「橋田の名が残ることに使いたい」と言っていたことを明かされたそう。
そこで遺産は、橋田氏の財団を設立するための資金として使われることとなった。しかし、その費用が3億円かかったとのことで、不足分の3千万円をTBSから借金したというのだ。
結果、橋田氏は脚本を書かなければならなくなり、ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」が誕生したということだった。当初は「1年間、書けば(借金は)返せるから」と言われていたそうだが、結果的に長寿ドラマへと発展したと振り返っていた。
(引用元:livedoor news)
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