10代検挙率の減少に伴い家庭内暴力が増加…「見えにくい暴力性」を林修氏が指摘

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25日放送の「林先生が驚く初耳学」(TBS系)で、MCの林修氏が、不良減少の要因をめぐり、今の日本が抱える深刻な問題を指摘した。

番組では、「不良がモテる時代は終わっている!!」と題して、現在、モテる男性のタイプが変わったことを取り上げた。

なんでも、現代の中学生の間では不良がまったくモテず、女の子たちは「優しくて清潔で頭の良い、“逃げ恥”の星野源のような男の子」を「格好いい」と感じるのだとか。

こうした若年層の意識変化は、データ上でも示唆されているそうだ。警察庁が発表した「20歳未満の検挙・補導人数(1000人当たり)」によれば、警察に捕まった10代の人数は1980年代前半をピークとして、その後は一気に激減。今では、戦後最低水準まで落ち込んでいる。

データが示す背景について、林氏は「不良が格好いいという価値観」がなくなったと推察。続けて、不良になる理由のひとつとして「家庭、先生、社会に対しての反抗」を挙げつつも、「今は親子の話し合いの中で不満自体が解消される率が高くなっている」と解説したのだ。

だが「暴力が無くなっていい時代になった」という結論に必ずしも直結しないと林氏は指摘する。なぜなら、警察庁の「家庭内暴力事案数の推移」によると、家庭内暴力の数はむしろ増加し続けているからだ。

林氏は「外からは見えにくい暴力性が社会の中に拡大している」と警鐘を鳴らし、出演者をうならせていた。

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(引用元:livedoor news)

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