平野美宇、ブレイクから激動の一年。「卓球やりたくない」と複雑な胸中も

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4日、テレビ東京「SPORTSウォッチャー」では、「卓球アジア女王 平野美宇(17)歓喜と苦しみ 激動の一年に密着」と題し、卓球・平野美宇をフィーチャー。昨年10月のW杯優勝から今日に至る激動の日々を伝えた。

日本代表から外れる屈辱を味わった昨年のリオデジャネイロ五輪終了後、卓球への取り組み方やプレースタイルを変えた平野は、その年の10月、W杯女子シングルスで日本人初優勝を果たし一躍ブレイク。今年4月のアジア選手権では、世界ランキング1位の丁寧ら中国勢を次々と破っての優勝。6月の世界卓球でも日本人として48年ぶりの銅メダルを獲得した。

だが、追われる立場となった平野は、自分の卓球ができず、9月のアジア杯では予選リーグで格下相手にまさかの敗北。その翌日、練習を途中で中断すると、馬場美香監督との会話で涙を流す場面も見られた。

翌日、番組のカメラに答えた平野は「(中国人選手以外の)海外の選手に負けたのが久しぶりで。なんか大ダメージで。次の日まで引きずってボールもラケットも見たくないって、そのくらい嫌だった」と切り出すと、「昨日までとかは卓球が嫌いで卓球やりたくないなとか思って。最近すごい勝手に自分の位置を高くしすぎて中国以外の選手に負けたらいけないとか思って追い詰めすぎて全然自分の卓球ができなかった」と複雑な胸の内を明かした。

その後、10月のW杯前、番組スタッフから「あれ(『卓球やりたくない』発言)は引きずってない?」と訊かれると「どうだろう、わからないです。今回試合をやってみないとわからないので。自分を持って試合ができるように頑張りたい」と語っていた平野。結果、同大会では準決勝まで順調に勝ち進んだが、中国の劉詩ブンに完敗を喫した。

中国の壁こそ破れなかった平野だが、一時の気落ちからは脱したようで、試合の翌日には「中国との差は本当に大きいなと思うし、一年間去年のW杯から良すぎて全部うまくいってたのでそんなに簡単じゃないんだよなって思います」と振り返ると、「メチャクチャ頑張ったなって自分で思っちゃいますね。ずっと普通な感じの人生だったので。いつもベスト8とかで負けてしまうような選手だったので成長したのかなって思います」と笑顔を見せた。

(引用元:livedoor news)

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