「3年間で一言も喋ってない」大久保嘉人が″バッチバチ″だったライバル

0

10日、TBS「消えた天才」では、ジュビロ磐田・大久保嘉人が”かつて敵わなかった天才”と語る元Jリーガー・川田和宏氏を特集。国見高校時代の盟友で1年生からレギュラーを勝ち取った川田氏は、インターハイ、国体、全国高校選手権の3冠達成にも貢献した天才だった。

川田氏とは中学で一緒になった大久保。「ライバルでしたね。今までサッカーしてて、あいつに負けたくないって思ったのは川田くらい」と切り出すと、「スピードもドリブルも技術、うまさもそうですし全てにおいて敵わない」と語るほど。だが、そんな川田氏とは「バッチバチでした」と苦笑いを浮かべた大久保は「練習中に俺にだけ(当たりが)激しい。削ってきたり。それだったら俺もいきますよね。そういうので(高校)3年間で一言も喋ってない」と続けた。

その後、川田氏は福岡大学から大分トリニータに入団するも、J1出場は2年間で10試合。大久保曰く「普通にいけば日本代表」という川田氏が出場機会に恵まれなかった背景には、1年目で勧められたMFからDFへのポジション転向を拒否したためだという。

番組のカメラに「監督が代わるとシステムが変わる。そういうところが理解できてなくて、その当時」と後悔の念をのぞかせた川田氏は、「周りからは『お前変わらないとダメだ』ってずっと言われてきてて、でも『俺はプレーでみせる』ってずっと言ってて、チームのためじゃなくて個人のためだけ」と当時を振り返った。

それでもJFL、都道府県リーグを転々としながらサッカーを続けた川田氏は、「嘉人っていうのは頭の中で何があっても離れなかった。何としても這いつくばってでも(サッカーを)やるっていう。何とかしてちょっとでもいいから、何歳になっても嘉人の近くで追いついて終わるっていう気持ちは絶対忘れなかった」と回顧。その気持ちが届いたのか、2016年9月の天皇杯で川崎フロンターレとブラウブリッツ秋田が対戦、後半40分に川田氏が途中出場を果たし、両者の直接対決が実現したのだ。

だが、ボールを持った大久保に川田氏が全力でプレッシャーをかけにいっても、大久保は難なくパスを回す。このプレーで川田氏は「(大久保がボールを)持った瞬間に寄せに行ったらスルッとかわされた。本当に余裕持って力抜いて。自分は全力で行ってるのに。これはもう本当に無理だなって、そこで(現役を)終わろうって」と現役引退を決意。気がつけば追いかける存在になっていた大久保については「もう感謝だった。そこまで頑張ろうと思わせてくれた。大久保嘉人の存在があったからここまで頑張れた」といい、番組で両者の対面が実現すると川田氏は改めて大久保に感謝の気持ちを伝えた。

(引用元:livedoor news)