本田圭佑、名古屋時代の元同僚をどん底から救った約束と驚きの一言

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22日放送、NHK「約束」に、京都パープルサンガのホペイロ(用具係)、松浦紀典氏が出演。どん底で力となった本田圭佑との約束について語った。

松浦氏と本田の出会いは15年前、当時高校生だった本田がグランパスの練習性としてやってきたときだった。2人はすぐに打ち解け、寮の食堂で夜遅くまで話し込むように。その時、本田は「将来ワールドカップ(W杯)に出て点を取るので、足元のサポートをお願いします」と申し出たという。

プロにもなっていない、いち高校生の話とあり、松浦氏が言うように「普通だったら聞き流す」ところだ。だが、松浦氏は「目が純粋に、力強く訴えてきた」と、本田の求めに応じ、自分も「日本代表のホペイロとして一緒にできたら」と約束を交わした。

海外に移籍してからも、松浦氏は本田のシューズのメンテナンスを続けた。そして、約束から7年。本田は南アフリカW杯で約束を果たす。当時を思い出す松浦氏の目からは涙がこぼれる。

自身も約束を果たそうと腕に磨きをかけていた松浦氏だが、2年前にその道が断たれてしまう。グランパスから解雇されたのだ。だが、周囲が慰めの言葉をかけてくるなか、本田だけは違った。「長い間、グランパス、お疲れさまでした」の後に「で、次のプランは?」と尋ねてきたという。

唯一、「次」をうながしてきた本田の言葉に、松浦氏は驚きながらも奮起。腕が鈍らないように倉庫を借り、つながりのあった選手のシューズを管理して仕事を続けると、1年後にサンガに招かれJリーグ復帰を遂げた。

松浦氏は「苦しいときにも、約束したことが力になる」とコメント。「どこかで本田選手が頑張っているから、自分も『よしやるぞ』という気持ちがすごく強くなりますね」と、本田との関係が再び立ち上がる後押しになったと明かす。

本田はオーバーエイジ枠で2020年の東京五輪に出場することを目指している。松浦氏は「自分も五輪の日本代表の手伝いができたらいいなと。ホペイロとして。今度は僕の番かなと思います」と、改めて約束を果たしたいと意気込んだ。

(引用元:livedoor news)

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