楽天モバイルがオリジナルスマホ「Rakuten Mini」の対応周波数帯について案内!5月上旬以降に出荷した製…

0

楽天モバイルのオリジナルスマホ「Rakuten Mini」が対応周波数帯を変更!案内せず謝罪


楽天モバイルは10日、同社が移動体通信事業者(MNO)として自社回線を構築して提供している携帯電話サービス「楽天モバイル」( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )に対応したオリジナルスマートフォン(スマホ)「Rakuten Mini(型番:C330)」における対応周波数帯についてお知らせしています。

Rakuten Miniの対応周波数帯については当初、4G(FDD-LTE方式)のBand 1(2GHz帯)に対応していることが案内されていましたが、購入した利用者からBand 1に対応していないことが報告され、楽天モバイルにて内容を確認していましたが、公式な見解が示されました。

お知らせではRakuten Miniの製造番号(IMEI)によって対応周波数帯が変更となっていたものの、公式Webサイトではその変更が記載されておらず、情報が正しく更新されていなかったとし、購入者には心配と迷惑をかけたということで深く謝罪しています。

その上で正式プラン「Rakuten UN-LIMIT」を契約してRakuten Miniを楽天回線およびパートナー(au)回線にて利用する場合みは今回の対応周波数帯の変更によるサービスへの影響はないとした上で、情報に不備があったので同社に問合せれば要望に対応し、交換なども検討するとしています。

なお、ハードウェアが同一であれば、新たに追加された周波数帯は日本では利用できず、Band 1が利用できなくなっているだけのため、日本で利用するために必要な認証(いわゆる「技適マーク」)は問題ないということです。

Rakuten Miniは楽天モバイル初のオリジナルスマホで、持ち運びしやすいコンパクトデザインで約3.6インチHD(720×1280ドット)TFT液晶を搭載した小型モデルとなっており、防滴(IPX2準拠)や防塵(IP5X)、顔認証、緊急速報メール、おサイフケータイ(FeliCa)にも対応しています。

主な仕様はQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 439」(オクタコアCPU「2GHz×4+1.45GHz×4」)および3GB内蔵メモリー(RAM)、32GB内蔵ストレージ、1250mAhバッテリー、USB Type-C(USB 2.0)、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、位置情報取得(A-GPS)など。

またFeliCaのほか、NFC Type A/Bにも対応し、生体認証として顔認証にもサポート。カメラは背面がオートフォーカスに対応した約1600万画素CMOSリアカメラ(F2.0)、前面が約500万画素CMOSフロントカメラ(F2.2)を搭載。連続通話時間はVoLTEで約324分(約5.4時間)、3Gで約420分(約7時間)、連続待受時間はLTEで約160時間、3Gで約220時間。GSMは非対応。

データ通信はLTEで下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbpsに対応。サイズは約106.2×53.4×8.6mm、質量は約79g、本体カラーはナイトブラックおよびクールホワイト、クリムゾンレッドの3色展開。その他、ワンセグやフルセグ、赤外線通信、ワイヤレス充電、急速充電、指紋認証、ハイレゾ音源、外部ストレージ、イヤホンマイク端子には非対応。

本体にはプラスチック型のSIMカードを装着するスロットはなく、eSIMを採用しており、楽天モバイルおよびローミング先のauのネットワークで利用し、VoLTE(楽天モバイル回線)もサポートしています。OSはAndroid 9.0(開発コード名:Pie)をプリインストール。その他の詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。

・楽天モバイル、FeliCa対応で最小最薄の独自スマホ「Rakuten Mini」を発表!3.6インチHD液晶やS439、3GB RAM、防滴のほか、eSIMを採用 – S-MAX
・楽天モバイル、初のオリジナルスマホ「Rakuten Mini」を先行販売開始!価格は2万1800円。無料サポータープログラムの1万8千ポイントプレゼント対象機種に – S-MAX
・FeliCa&eSIM対応でクレジットカードサイズ!楽天モバイルの小型なオリジナルスマホ「Rakuten mini」を写真とともに解説【レビュー】 – S-MAX

そんなRakuten Miniですが、現在5月27日よりRakuten UN-LIMITとのセットで申し込むことで1円で販売されており、人気となっていました。そうした中で今回、対応周波数帯が5月上旬以降に変更があり、その情報が更新されていなかったということです。具体的には以下の通り。

製造番号 対応周波数帯
351676110680488以降 FDD-LTE: Band 4、5
TD-LTE: Band 38
351676110356716〜35167611068048 FDD-LTE: Band 1、5
TD-LTE: Band 38
351676110356708以前 FDD-LTE:Band 1
共通 FDD-LTE: Band 3、18、19、26、28
TD-LTE: Band 41
W-CDMA: Band I、VI、XIX

新たにBand 4に対応したことでアメリカなどでつながりやすくなるという。一方で、Band 1は世界的に広く用いられている周波数帯で、日本でもNTTドコモやau、ソフトバンクの移動体通信事業者(MNO)の3者は共通して採用しており、日本でRakuten UN-LIMIT以外のeSIMを利用した場合には使えるエリアは狭くなると思われます。

なお、楽天モバイルではRakuten UN-LIMITの利用者を最優先に考え、Rakuten UN-LIMITを契約している人が海外ローミングで利用しやすくしたとしています。ただし、すでに出荷しているBand 1に対応製品などは今後、Band 4に対応してBand 1が使えなくなるということはないということです。

記事執筆:memn0ck

■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX – Facebookページ
・Rakuten Mini 関連記事一覧 – S-MAX
・オリジナルスマートフォン「Rakuten Mini」の対応周波数帯について | お客様へのお知らせ | 楽天モバイル株式会社
・スペック詳細 | Rakuten Mini | スマートフォン | 楽天モバイル

(引用元:livedoor news)

0