MNO 3社の決算から5G時代の通信業界を考えてみた! |
15日にKDDIの2019年3月期決算発表会が開催され、NTTドコモとソフトバンクを併せた大手移動体通信事業者(MNO)関連の2018年度分決算がすべて発表されました。いずれの企業も増収増益を達成し、非常に順調な業績推移を見せていますが、その内訳や今後の業績予測は三者三様(三社三様?)なのが実状です。
現在の通信業界は嵐の前の静けさといった雰囲気です。10日には通信料金と端末代金の完全分離が盛り込まれた改正電気通信事業法が成立し、各社ともに完全分離プランへの移行が粛々と進められています。それに加え、秋には楽天のMNO参入も控えており、価格競争はさらに激化するものと予想されます。
また技術面においても、5G次代を見据えたIoTやAIの活用、ロボット技術の商用化、自動運転やV2Xを中心とした自動車関連技術の実証実験も具体性を帯びてくるなど、2019年冬〜2020年春に起こるであろう「戦争」への準備を着々と進めているような、そんな緊張した雰囲気の中での決算でした。
感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回はMNO 3社の決算および今後の事業推移を振り返りつつ、日本の通信業界の未来を考察します。
いよいよ5Gがやってくる
■巨大化を続ける大手MNO 3社
(引用元:livedoor news)
0