5日放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京系)で、「1カ月間3000円飲み放題」でも利益を出すからくりを伝えた。
番組VTRでは、3000円払うと250種類のアルコールが1カ月飲み放題となる東京・秋葉原の居酒屋「柚柚〜yuyu〜」のサービスを特集。居酒屋業界初という月額定額制の飲み放題サービスを運営するのは、全国347店舗の飲食店を展開するアンドモワで、同社は30店舗の居酒屋で「定額制飲み放題」を開始した。
果たして利益は出るのか。同社が昨年10月に実証実験を行ったところ、客の注文が単価の高い料理に変化し、客単価も60円しかマイナスにならないという結果が出たという。アンドモワの執行役員・森本重久氏は「飲み放題が無料になっているところがあるので、普段頼めない高単価な商品が出るようになった」と語る。飲み放題分を引いたとしても、客単価としては変わらない実績が取れたため、開始に踏み切ったとのことだ。
日本フードサービス協会の「2017 外食産業市場動向調査」によると、外食産業全体の売り上げは3年連続で前年を上回るなか、居酒屋だけが前年を下回っているという。森本氏は「こういうきっかけがあることで『景気は気から』というところにつなげたい」「居酒屋業界全体が活性化されればいい」とコメントした。
またVTR後、スタジオの野村証券チーフ・マーケット・エコノミストの木下智夫氏は「このところ日本の消費者はかなり給料が上がって全体としては購買力がついている状態。消費者の魅力を感じているところをうまく突いてあげれば、それなりに消費は出てくる。そうした試みとして注目できる」とアンドモワの取り組みを評価していた。
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(引用元:livedoor news)
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