「黙ってても入ってくるのが…」今年からの減反政策廃止に農家から不安の声

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28日放送の「目撃!にっぽん」(NHK総合)で、減反政策廃止に対して農家から不安の声が上がっていた。

番組では「おにぎりで革命を起こせ〜減反廃止・農家はいま〜」というテーマで、今年廃止される減反政策を取り上げた。減反政策とは、国内で作る米の価格下落を防ぐ目的で、1970年代に本格的に導入された。米の生産量を減らす政策であり、国が米の生産目標を決め、農家が目標を達成すると交付金が支給されていた。2018年につくられる米からは、交付金が廃止される代わりに自由に生産できるようになる。

だが、番組に登場した高齢の農家たちは、減反政策の廃止に不安を口にしていたのだ。秋田県のある農家は「百姓をやっていれば収入はマイナス」なんだとか。他の農家からも「今までは農協におんぶに抱っこ」「自分たちで売る力はゼロ」などの声が上がる。米の生産が多くなれば価格が下がり、販売能力のない高齢農家は「収入が下がるのではないか」というのだ。

また、ある農家は30kgあたり375円の補助金がなくなるため、300万円から400万円の減収になるそうだ。生産量を自由に決められることよりも「黙ってても入ってくるの(交付金)が無くなったってやっぱり思っちゃう」と本音を打ち明けていた。

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(引用元:livedoor news)

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