「宗教と変わらないかな?」マツコ・デラックスが危惧する自己啓発の求め方

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8日放送の「5時に夢中!」(TOKYO MX)で、コラムニストのマツコ・デラックスが、自己啓発を求める人々に対する持論を語った。

番組では「夕刊ベスト8」のコーナーで「『自己啓発市場』9000億円」と題して、山梨日日新聞の記事を取り上げた。

記事によると、日本の自己啓発に関する書籍やセミナーの市場が、2016年時点の推計で9049億円に達したという。約30年で3倍の市場規模に成長、国民ひとりあたり、年間約7千円を支出している計算になるのだとか。

この記事についてマツコは「娯楽としてね、読書を楽しもうと思って読んでいるのであればいいんだけど」「自己啓発本とか自己啓発セミナーで、生まれ変わった人を見たことがないのよ、実際に(自身の)まわりで」とコメント。さらに「自己啓発本を書く人、セミナーを主催する人で、自己啓発で生まれ変わって、その道にたどり着いた人はいないと思う」と持論を展開した。

マツコは、自己啓発の分野で活躍している人は、その人にとって良かった自己啓発であり参考にする程度なら問題はないとする一方で「自分が鬱屈してるものからの活路として、役に立つと思って行っちゃうと…もうあまり、宗教と変わらないのかな? っていうね」と、求め方によっては宗教的な側面があることも指摘したのだ。

そんなマツコは、日本で自己啓発本が売れる理由を「多分ね、無宗教だからだと思うよ」と言う。すると、株式トレーダーの若林史江氏が「私、めっちゃ読むんだけど」と自己啓発本の愛読者であると明かすと、マツコはすかさず「なんも役に立ってないじゃない!」「どんどん崩壊していってるわよ!」と激しいツッコミを入れて、笑いを誘っていた。

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(引用元:livedoor news)

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