子どもが被る受動喫煙の恐れ ファミレス5社に今後の対応を調査

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認定NPO法人「フローレンス」代表理事の駒崎弘樹氏が、自身のTwitterアカウントで、ファミリーレストランにおいて子連れ客に喫煙席を確認する行為に対し「正直、やめてほしい」と意見した。

投稿で、駒崎氏は「子どもがいたら、禁煙席一択しかあり得ない。子どもに受動喫煙させるのは虐待」「『お子様づれの方は禁煙席になります』と案内するフローに変えてほしい」とつづっている。

東京都は4月1日、子どもを受動喫煙から守る条例を施行する。そこでライブドアニュース編集部では、現在の喫禁煙席を巡るマニュアル状況や今後の対応などについてレストランチェーンを運営する5社に取材した。

■ココス
ビーフハンバーグステーキなどグリル系のメニューが人気のココス。広報によると子ども連れの客に対し、基本的にはマニュアルに沿って席へ案内するものの、「各店舗レベルで臨機応変に対応しています」というコメントをしている。

また、受動喫煙に関する防止条例が施行されている神奈川県、兵庫県については換気設備やパーテーションなどの回収を行い、全席禁煙が2店舗、他38店舗は完全分煙となっているという。今後、全店全席禁煙への変更を検討しており、2017年8月以降に新規オープンしている店舗は地域に関わらず、全て全席禁煙で開店していると回答した。

■ジョイフル
西日本を中心に全国展開しているジョイフルは、グリル料理をメインにさまざまなメニューを取り揃えている。子ども連れの客について、広報は席へ案内する際に「禁煙席か喫煙席のどちらをご希望かを都度確認させていただいております」とコメント。「マニュアルに定められている通りの対応」をとっている。

また、受動喫煙に関しては「リニューアル工事での完全分煙による対策を推進しています」とのこと。現在は、291店舗が完全分煙となっているそうだ。さらに今後についても、昨今の法改正に伴う飲食店の禁煙化が進んでいることもあり「店舗のリニューアルなどに取り組み、受動喫煙への対応を進めて参る予定」だという。

■すかいらーく
国内外にファミリーレストランやビュッフェレストラン、商業施設内の洋菓子店、洋惣菜専門店など幅広く事業を展開し食文化に貢献しているすかいらーく。広報担当によると、会社で作成したマニュアルを店舗に沿わせる方針を打ち出しているそう。子連れの客に対するフローについては、客の希望に沿って座席案内しているとのことだ。

都が施行する条例に関して、現状では店舗によって全席禁煙、分煙が混在しているらしく、今後、店舗マニュアルには必要ごとに「項目の追加や変更を検討する」と受動喫煙の対策についてコメントしていた。

■サイゼリヤ
国内に1000以上の店舗を持つイタリアンファミリーレストランチェーン・サイゼリヤ。広報担当は座席案内の方法について「地域によって変えておりません。全席禁煙店舗では、喫煙の有無のお伺いをしていないだけとなります」と答えた。

同チェーンは現在、分煙店舗と喫煙店舗、全席禁煙に喫煙ルーム併設した店舗という3つの形態に分かれる。2019年9月までに全店舗で全席禁煙へと順次変更するとのことで、受動喫煙への対応を進めていくようだ。

なお、駒崎氏が投稿内で例に出したファミリーレストランチェーン「デニーズ」だが、国内で同チェーンを運営する株式会社セブン&アイ・フードシステムズからは返答が得られなかった。

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(引用元:livedoor news)

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