11日、フジテレビ「ジャンクSPORTS」では、柔道で五輪3連覇の偉業を達成した野村忠宏氏と、リオデジャネイロ五輪男子柔道73kg級金メダリスト・大野将平がゲスト出演。大野は天理大学への入学を決意した裏側を明かした。
五輪の大舞台でも一本勝ちを量産した両者。大野は一本勝ちができる理由を「把持力」と言い、「握る力ですね。柔道着は柔らかい素材なので、なかなか普通に握っても独特で持ち辛い。柔道着を握る、そこで相手に(力が)伝わるように」と説明すると、野村氏も左右の握力が右40kg、左38kg(男子の平均は47kg)と前置きすると、「それでも力強い外国人をコントロールできる」と話した。
すると番組では、元天理大学の監督を務めた篠原信一氏がVTRで登場。高校生だった大野をスカウトしたことに言及すると「もちろん、大野選手の素質は素晴らしかった。ただ、そこを見抜いた、この私」などと自画自賛してみせた。
だが、番組MC・浜田雅功から「スカウトされた?」と確認された大野は、篠原氏の強引なスカウティングを告白。「僕自身は少し迷っていたと言ったらおかしいんですけど、まだ時期的にも早かったので、どこの大学に行こうかなって考えたんですけど、(篠原氏に)会って『お前が大野か』と。『とりあえず握手しようよ』って言って握手するじゃないですか。ありがとうございますって言ったら『お前、今握手したな。もう天理大学決定や』って言って決まりました」と明かした。
またバラエティ番組をはじめ、どんな仕事でも受ける昨今の篠原氏について聞かれた大野は、「なんでも仕事を引き受けてやっている姿勢というのは尊敬はできる」と話しつつ、「柔道選手や先輩、先生として見た時にはやっぱりやるせない気持ちにはなる」と苦笑いを浮かべた。
(引用元:livedoor news)
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