「どこに住んだら・・・」 元スピードスケート・清水宏保氏が語る壮絶人生

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7日放送、TBS「ビビット」では、「波乱 長野五輪金メダリスト清水宏保の”壮絶人生”」と題し、元スピードスケート選手・清水宏保氏の山あり谷ありの人生を本人の談話を交えて紹介した。

1998年の長野五輪では男子500mで日本人初の金メダルを獲得している清水氏は、27歳で出場した2002年のソルトレイク五輪でも銀メダルを獲得し、日本を代表するアスリートの一人として知られるようになる。

35歳で現役を引退した後も、モデルとの結婚やコメンテーターや講演の仕事など順風満帆な人生を歩んでいた。だが、人脈を広げるため、毎晩都内で飲み歩いていたという清水氏は、結婚から1年で不倫スキャンダルを起こしてしまう。

番組にコメントした清水氏は「(元妻に)すぐ謝罪にいって、まあ本当に大変でしたね。大変って発言する権利はないんですけど」と話すや、「そこから離婚するのも1年9ヶ月だったので、スピード離婚って言われたりして。なんでもスピード扱いされて」と苦笑い。

すると離婚から約1年後には、選挙へ出馬を決意した。
「松山千春さんから電話あって『鈴木宗男から電話があるから話を聞いてくれないか』って。鈴木さんは全然面識なかったんですけど、選挙に出てくれないかっていう状況になりまして、自分の中でも禊だった」と出馬した経緯を説明するも、選挙はあえなく落選。「甘い考えはありました。特に北海道ですし。応援してくれている方もいらっしゃるでしょうし。札幌だったら絶対できるよなと思って」などと振り返った。

この選挙により貯蓄も減り、人間不信になってしまったという清水氏。「その当時は、僕は宗男さんに対して『何をしてくれたんだ』っていう思いもありました。巻き込まれた感」と明かすも、「落選してからは、どこに住んだらいいんだろうっていうところからですよね。だって仕事は何もないですから」と家賃4万円台のワンルームに引っ越したという。

それでも39歳で再起を決意し、札幌に整骨院を開業。自ら何万部ものチラシをポスティングし集客に努めた。また、これが軌道に乗ると訪問看護ステーションやフィットネスジムもオープンし、事業を拡大した他、昨年再婚し、先月には長女も誕生した。

「自分が週刊誌に撮られて、そして離婚して元妻をはじめ周りの事務所関係者、番組関係者にご迷惑をおかけして、選挙出たことで当時のスポンサーさんに対して失礼なことをして」と後悔の念を口にした清水氏だが、「その時に『このままではいけない』っていうのと、自分が関わってきた運動をリハビリ含めて多世代に向けてその地域で提供できたら」と今日に至るきっかけとなった気持ちの変化を語った。

(引用元:livedoor news)

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