27日、フジテレビ「THE NEWS α」では、プロ野球選手100人が選んだ「プロ野球100分の1」を放送。第2回となった今回はコントロール部門のベスト5を発表した。
第5位 田口麗斗(巨人):4票
2年連続の2桁勝利を記録した田口が4票で5位に。セ・リーグで10勝以上あげているピッチャーの中では、ストレートの平均球速が136キロと最も遅いものの、番組のカメラにコメントしたチームメイトの坂本勇人は「あれだけの球速で抑えられるというのはキレとコントロールがないと無理」と話した。
第4位 秋山拓巳(阪神):8票
今季の阪神を支えた一人、8年目で待望の2桁勝利をあげた秋山は、規定投球回数を投げたピッチャーの中で最も与四球が少ない。梅野隆太郎は「構えたところにきているイメージがすごい強い」といい、中日・又吉克樹は「アウトローの真っ直ぐのコントロールがとにかくすごかった」と振り返った。
第3位 東浜巨(ソフトバンク):12票
プロ5年目でその実力が花開き、積み上げた勝利は16勝。日本一の原動力となった東浜が12票で3位にランクイン。日本ハム・西川遥輝が「全ての球種をコントロールできる」といえば、西武・源田壮亮は「ギリギリのところばかり、内も外も良いところしかこない」と舌を巻いた。
第2位 岸孝之(楽天):19票
楽天初年度となった今季は8勝10敗と負け越している岸だが、奪三振は189個と自己最高を記録。同ランキングにも3年連続のトップ5入りを果たしている。そのコントロールについては、ロッテ・角中勝也が「本当に糸を引いているよう」と表現し、日本ハム・宮西尚生も「ピッチャーからしても惚れ惚れするような球を放っている」と絶賛。日本ハム・大田泰示に至っては「衝撃でした。札幌ドームのマウンドがすごい相性がいいっていう話を聞いていて。本当にアウトコースピシャピシャで」と独特な擬声語を用いて説明した。
第1位 菅野智之(巨人):39票
巨人のエース・菅野が2位に20票差をつける得票数で同ランキング1位に輝いた。阪神・中谷将大は「1球でも甘いボールを打ち損じたら、もう全然打てない」と話すと、広島・鈴木誠也は「ピタピタに放ってくる。蕁麻疹出ます」と苦笑い。ヤクルト・山田哲人も「いいところばかり投げてくるので、こっちはフルスイングできないですし、当たっても芯が外れてたり」と語った。
また、番組のカメラに投球の極意を明かした菅野は、「基本は(ストライクゾーンを)2分割。内と外。追い込んだら9分割にする」と説明。その上で「最初から9分割だとしんどくなっちゃう」と前置きすると、「最初は甘いところから広げていくのが僕のピッチングスタイル」と語った。
(引用元:livedoor news)