デザイン変更の影響!?詰め込まれ過ぎた新国立競技場こけら落とし

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東京五輪が1年後に迫るなか、いよいよ新国立競技場の完成が近づいてきました。「国立競技場オープニングイベント 〜HELLO, OUR STADIUM〜」と題した有料オープニングイベントが12月21日に開催されることが発表され、北京・ロンドン・リオ五輪の金メダリストであるウサイン・ボルト氏がゲスト出演することも決定しました。

イベントの詳細については未定ながらも、主催者側は「スポーツ、音楽、文化の3軸でコンテンツを展開していく予定」とされ、「スポーツコンテンツでは、これまでにない新しい形のレース(競技)を企画したい」としています。はたして新国立競技場はどのような姿を見せてくれるのか、大変楽しみな一日となりそうです。

ただ、こけら落としとなる12月21日の新国立競技場はイベント満載で大混雑の一日となる見込みです。「国立競技場オープニングイベント 〜HELLO, OUR STADIUM〜」が16時30分に開場し、21時30分頃までイベントが実施されるというなかで、何と当日はその前にも複数の別口のイベントが詰め込まれているのです。

ひとつが東京2020ゴールドパートナーであるアシックス社が行なう、アシックス製品購入者が抽選で参加できるイベント「国立競技場 ASICS FIRST RUN」。実施時間は未発表ですが、「新国立競技場内のトラックを世界で初めて走ることができる」という触れ込みのイベントですので、当然ながらオープニングイベントに先駆けての実施が見込まれます。

さらにもうひとつが、2014年5月31日に開催された旧国立競技場解体前の最後のイベント「SAYONARA国立競技場FINAL “FOR THE FUTURE”」参加者による内覧会「国立競技場 FIRST WALK」。こちらは「SAYONARA国立競技場FINAL “FOR THE FUTURE”」のチケット販売時に購入者へ参加権が付与されるとうたわれていた「新国立競技場スタジアムツアー(仮)」のことで、5年前から実施が約束されていたものです。

販売当時より「誰よりも早く新国立競技場を見られる」ということがウリであったため、「国立競技場オープニングイベント 〜HELLO, OUR STADIUM〜」「国立競技場 ASICS FIRST RUN」に先駆けての実施が必要となり、何と12月21日の午前8時に開始し午前10時に終了するという早朝から駆け足でのイベントとなりました。

解体前に実施された旧国立競技場のスタジアムツアーがVIP席や資料室、聖火台、室内練習場やトラックなど場内のさまざまな場所を案内してもらえる充実のイベントだっただけに、「国立競技場 FIRST WALK」参加予定者からは「アシックスのイベントがある手前、トラックには入らせてもらえないということか」「朝が早く、時間も短い」「確かに最初に入場できるのかもしれないが5年待った甲斐がない……」など落胆の声も。

解体前イベントの参加者、アシックス社製品購入者、オープニングイベントチケット購入者と、すべてのイベントの入場資格がバラバラであるなか、一日に詰め込まれたイベントたち。本来であればひとつひとつのイベントがゆとりをもって実施されるべきであるところを、「この日でいっぺんに全部を済まそう」とする主催者側の慌ただしさ。デザイン変更などスケジュールの遅延が取りざたされてきた新国立競技場ですが、結局そのワリを食うのはオープンを楽しみにしていたスポーツファン、オリンピックファンということになりそうです。

・文=フモフモ編集長

(引用元:livedoor news)