「本当は語りたくない」 現役最終打席はホームランではなかった中畑清氏

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20日、テレビ東京「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」では、野球解説者・中畑清氏が1989年の日本シリーズにおける自身の現役最終打席について語った。

まもなく平成最後の日本シリーズを迎える日本プロ野球界だが、平成最初の日本シリーズは巨人と近鉄が対戦し、球史に残るシリーズとなった。近鉄は巨人に3連勝するも、ヒーローインタビューに登場した元近鉄・加藤哲郎氏が「たいしたことなかったですね」と発言するや、火がついた巨人はここから怒涛の反撃で3連勝。対戦成績をタイに持ち込むと最終戦で再び登板した加藤氏を打ち崩し大逆転で日本一を飾った。

番組でこの試合が紹介されると、中畑氏は「色んなシーンがあったけどもっと大事なシーンなかった?」とニヤリ。引退を決意して臨んだ同シリーズの第7戦で、中畑氏は劇的なホームランを放っているのだ。

「最後の打席でホームランを打ったことで、どれだけ感動して泣いたか。色んな人を泣かせたホームランですよ。かっこいいなぁ」と自画自賛した中畑氏だが、実際はこの打席が最終打席ではない。これを番組MC・ビビる大木に突っ込まれると、同氏は「実はそうなんだ。本当は語りたくないのよ」と苦笑い。

「最後に(打席が)回ってきちゃった。チャンスだったんだけど、サインを見たら3塁コーチャーがヒットエンドランのサインなのよ」という中畑氏。「もう一回確認でサインを出してくれって言ったら、やっぱりヒットエンドランなのよ。慌てて(バットを)振ったらサードファールフライっていうのが最後の打席」とその顛末を説明すると、これを聞いたビビるは、一部のファンも記憶違いをしている同氏の最終打席を「ホームランで記憶が止まっている」などと話した。

(引用元:livedoor news)

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