オシム氏が「セネガルは最も難しい相手」と警鐘、日本代表に金言 「自分たちを信じろ」

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20日放送、毎日放送「戦え!スポーツ内閣」、サッカー元日本代表監督のイビチャ・オシム氏(77)がVTR出演。ワールドカップ(W杯)を戦う日本代表にアドバイスを送った。

大会前にインタビューに応じたオシム氏は、初戦の相手がコロンビアだったことに「どうということはない」とコメント。協会や首脳陣のとらえ方が大事だと話していた。

「もし『その対戦自体が最悪だ』という空気をつくれば、それは本当に最悪だ。反対に、あくまで一つの試合にすぎないという雰囲気をつくればいいんだ。場合によっては、ブラジルやアルゼンチンが相手だったかもしれないのだから」

そのうえで、オシム氏は「もしこの試合に引き分けても、負けなければ良いスタートだ。それで日本は自信を取り戻せる」とコメント。実際には勝利した日本だが、オシム氏は勝ち点3を得るのが難しいと考えていたのかもしれない。

オシム氏は「どの試合でも悲観的にならず、チャンスを見出すべきだ」とコメント。「すべての試合はチャンスだし、生き残れば大きな喜びが待っている」としたうえで、「引き分けて自信をつけた日本は、次のセネガルにとって嫌な相手となるだろう」と続けた。

ただ、オシム氏はそのセネガルを警戒している。クロアチアとの強化試合を見たというオシム氏は「背が高いし、とても体が強い。フィジカル面でとても優れている。身体能力の高い選手たちが多くいるチーム」とコメント。「その能力の差を技術で補うのはとても難しい」とし、「その面で言えば、セネガルはHグループの中で最も難しい相手」とも述べた。

だが、オシム氏は「彼らよりうまくプレーすれば、ゴールを奪うことは不可能ではない。彼らより早く頭を使って、粘り強くいけば、ゴールは奪える」ともコメント。「コロンビアのようなずる賢さは、セネガルにはない」ともつけ加えている。

最後に、オシム氏は「どんな状況になっても、チャンスがないと思ってはいけない。自分たちを信じることだ」と、日本を激励した。

「一つひとつ試合を経験していき、自分たちにチャンスがあることに気づいてほしい。日本にはそのクオリティーがある。それは疑いのない事実だ。運動量が豊富で、走ることに長けている。技術的にも戦術的にも高く、アグレッシブなゲームができる。それはサッカーにおいて、とても重要なことだ」

「試合が終わった後、必ず悔いが残るだろう。しかし終わってからでは遅い。試合中に後悔しないようにいろいろやってみなさい。日本にならそれができる」

(引用元:livedoor news)

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