長谷部誠、W杯の意気込み語るも現実を直視 「そういう実力にない」

20

今月19日に行われるコロンビア戦で幕を開ける日本のサッカーW杯ロシア大会。直前の監督交代劇や、これに伴うチームビルディングに対する不安が拭えない現状、日本代表キャプテンとして自身3度目のW杯に出場する長谷部誠はどのような想いで本大会に挑むのか。3日、フジテレビ「S-PARK」では、長谷部に行ったインタビューの模様を放送した。

「日本代表というのは自分達の完全なスタイルを突き詰めて、じゃあ世界で勝てるかって言ったら、今実際そういう実力にないってことを自分達がしっかりと受け止めないといけない」

現実を直視し、こう切り出した長谷部は「綺麗事、綺麗なサッカーだけではワールドカップは勝てないっていうのはこれまでの経験上、間違いなく言えること。球際の厳しさであったりとか戦う部分、そういうものはサッカーをプレーする上で大前提」とすると、「監督に言われてからとかじゃなくて自分達でチームとして出していけるように」と自分達に言い聞かせるように語った。

またハリルホジッチ前監督が標榜していたデュエルや縦に速い攻撃については、「現代フットボールの中ではどこも当たり前にやらなければいけないこと」と前置きした長谷部は、「それプラス、フレキシブルさ。相手がどう出てくるか、それによって自分達が対応していく力、そしてピッチで自分達が戦える部分を出す」などと相手に応じた戦い方をする必要性を強調した。

その上で自身のアクションについて訊かれると、「チームというのは生き物なので、チームのその時その時の雰囲気によって何をしなきゃいけないかっていうものを変えていかなきゃいけないと思います」と話すと、「今回のワールドカップに関しては経験ある選手達がキーマンになる」とも。

それでも日本国民の不安が残る現状、「日本代表を取り巻く雰囲気とか期待感は非常に厳しいものがある」という長谷部は、「ファン、サポーターの方々の今思っている感情っていうものもひっくり返したい。合宿で他の日本代表の選手と話をしていても、すごくみんな思っているし、そんなに今ネガティブに捉えていないというか、自分達にはできると思っている」とキッパリ。さらに「いくらこういう場で言っても変わらない事は分かっているので、とにかくピッチの上で示したい」と意気込んだ。

(引用元:livedoor news)

0

20 コメント

Comments are closed.