27日放送、フジテレビ「S-PARK」では、サッカー日本代表の川島永嗣にインタビュー。苦境のさなかでヴァイッド・ハリルホジッチ前監督との話し合いから感じた想いを振り返った。
2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)で1分け2敗、6失点と厳しい結果に終わった川島は、2015年にスタンダール・リエージュ(ベルギー)の契約延長オファーを断った。より上のリーグを目指す決意を固めたからだ。
だが、日本人GKの実績が乏しい欧州では、移籍そのものが困難を極め、川島は無所属のままおよそ半年を過ごすことに。ホテル暮らしで練習環境を転々とし、7年ぶりに代表落選も味わった。
当時について、川島は「いろいろなことを考えさせられるきっかけをもらった時間であったのは間違いない」とコメント。「その考えを自分の中でどれだけ信じられるかっていうのをずっと試される時間でもあった」と振り返っている。
2016年にメス(フランス)に加入するが、3番手からのポジション争いを強いられ、当初は出場機会も得られなかった。毎日の練習で監督やチームメートに「自分が一番良いんだっていうのを示していかなければいけない。本当に毎日が勝負っていう感じでずっとやっていました」。
苦境にあった川島を叱咤激励したのが、ハリルホジッチ前監督だ。代表落選も、試合に出られなかった時期のことも、川島は「それだけ逆に自分に対して期待をしてくれているから、あえて厳しい判断をしているんじゃないのかなというのは、話している中で感じた部分は多くあった」という。
「何を意図としてそういうことをしているのかを考えたときに、いろいろな“自分が成長する種”を与えてくれた人だったのかなと思います」
その指揮官は、もういない。だが、少ないチャンスで周囲の信頼を勝ち取り、チームでも代表でも正守護神の座を奪ってみせた川島は、3度目のW杯に挑む。
「あのとき(ブラジルW杯)での答えはたぶん誰の中でも出ていない」という川島は、「それがあるからこの4年間の苦しみを乗り越えてこられた」とコメント。ロシアW杯への意気込みを表した。
「その答えを自分たちが得るためには、もう一度ピッチの上で思いっきりぶつかっていくしかない。そういう意味で良い答えを探しに行きたい」
(引用元:livedoor news)
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