金メダリスト・土性沙羅を変えた先輩・登坂絵莉 リオ五輪決勝直前の「無言のエール」とは

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22日放送、NHK「グッと!スポーツ」に、リオデジャネイロ五輪金メダリストの女子レスリング・土性沙羅が出演。同じくリオ五輪金メダリストの登坂絵莉とのエピソードが披露された。

幼いころから吉田沙保里の父の道場で鍛えられ、高校時代に全国3連覇を成し遂げるなど、満を持して2013年に鳴り物入りで名門・至学館に入学した土性。「スーパー高校生みたいで、すごすぎてあまり関わらなかった」という登坂は、話した記憶もあまりないほどと明かした。

だが半年後、世界選手権の準決勝で完敗した土性は、同じ大会で優勝を遂げた登坂の練習についていきたいと申し出る。登坂は「そこまで仲良くない先輩に『一緒にやっていいですか』とは、私だったら言えない」と驚きつつ、「後輩がついてきてくれてうれしかった」と振り返る。

翌年の世界選手権でも、土性は決勝で残り20秒から逆転負けを喫した。落ち込む土性に、登坂が浴びせた言葉は、「練習への取り組み方が甘い」。腕立て伏せの腕の曲げ方など、細かいところで甘さが抜けていないと指摘したのだ。

「この甘さがある限り、世界の頂点には立てない」。そう思い知らされた土性は、トレーニングに取り組む姿勢を変えた。それを見た登坂は「リオでは必ず一緒に金メダルを取ろう」と約束する。

そして実際にリオで先に金メダルを獲得した登坂は、表彰式の後に控え室に向かい、決勝を控える土性に黙って金メダルを見せた。「試合前に見るのと見ないとでは絶対に違う」「純粋に『これが欲しい』って思う(はず)」と考えたからだ。

試合前にメダルを見ることで重圧と感じる選手もいることは、登坂も分かっている。だが、土性の性格を知る登坂は「絶対大丈夫」と信じた。実際、土性も「プレッシャーにはならなかった」という。

「絶対に金メダルを取ってこい」という無言のエールを受けた土性は、残り30秒で2点ビハインドという不利な状況から、見事に逆転優勝を果たした。

登坂がいなければ「ずっと甘々な自分でいた」という土性は、過去2年の世界選手権で登坂と一緒に優勝できていなかったことから、「やっと約束を果たせた」と喜びをあらわに。登坂は、一緒にメダルを手にしてから2人が「ことあるごとにメダルを取り出してチューしていた」と明かした。

(引用元:livedoor news)

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