18日放送、毎日放送「戦え!スポーツ内閣」では、アスリートの引き際を特集。ボクシング元世界王者で、先月現役を引退した山中慎介の引き際に、MCの武井壮が涙した。
昨夏、ルイス・ネリに敗れたものの、その後ネリのドーピング疑惑浮上を経て現役続行を決意した山中。引退しなかったのは「辞めてしまえば絶対一生後悔する」との想いがあったからだ。
「今でもトレーナーによく言っている」と冗談を交えつつ、タオル投入が早かったとの思いをうかがわせつつ、山中は「負けたというのは認めるんですけど、あの辞め方では終われないというのが一番あった」と振り返った。
だが、3月の再戦がネリの体重超過で後味の悪いものとなり、敗れた山中が試合後に引退を表明したのは周知のとおり。ボクサー山中のキャリアを振り返るVTRが終わると、武井は涙しながら「もうちょっといろいろ悔しくて…」と怒りをあらわにした。
「日本が誇る最高のボクサー」と山中を称賛する武井は、「スポーツってルールがあって、正しく決められたルールの中で、人生懸けて、特にボクシングは命がけで体をつくって殴り合って、死んじゃたりする可能性だってゼロではないし、そういうものに向かって戦っていくもの」とコメント。にもかかわらず「1回目の試合も疑惑だし、2回目もまともなコンディションじゃない」と指摘する。
山中に対して「最後までずっと輝いたまんま引退してほしかった」との想いが強かったと明かした武井は「計量のときの顔を見たときにすごい涙出てきて、試合も見たくなかった」「山中選手は本当に一度も負けていないと思う」と続けた。
かつて日本スーパーウェルター級1位のプロボクサーだったトミーズ雅も、「あれが最後の試合というのが悔しい」とコメント。試合をしたこと自体「ボクシングのルールがおかしい」とし、興行面の問題に理解を示しつつ、無効試合とし、山中が王者決定戦を戦うのが妥当と主張した。
だが、山中自身は「絶対にやらせてください」との想いだったという。ほかの選手との決定戦では「モチベーションはつくれなかった」とし、「半年間ネリだけのためにやってきた」と強調する。
だからこそ、「(口にしたのは)『ふざけるなお前』だけで終わってましたけど、そんな気持ちでは終われないくらい本当に悔しかった」と、体重超過は許せない。「本当にいいスポーツではあるんですけど、ああいう出来事だけはやめてほしいですね、これから」。
そのうえで、山中は気持ちを切り替えて試合に集中したとし、「言い訳することはない」ともコメント。「やり切って自分に勝てたと心から思えたので、翌日スッキリした気持ちになれた」と続けると、武井はこの言葉に「少しだけ(気持ちが)晴れました」と笑顔を見せた。
それでも、「たぶん練馬区住んでたら引っ越してた」と悔しさを引きずった武井に、ブラックマヨネーズ・小杉竜一は「練馬区の人関係ないから」「せめてネリ区やったらええけど、練馬区やから」と突っ込み、笑いを誘った。
(引用元:livedoor news)
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