SB 工藤公康監督が公開した驚きの仕事部屋や今季に向けた取り組み

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14日、TBS「バース・デイ」では、就任3年で2度の日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークス・工藤公康監督の特集を放送。「密着取材で見えた驚きの戦略」として、昨年オフから3ヶ月間、同監督に密着した様子を伝えた。

キャンプイン直前、番組カメラは工藤監督が自宅と別に借りている仕事部屋に潜入。なんと、そこには6台のモニターが設置されていた。「12球団、6つあれば全部録画できる」という工藤監督は、全ての試合を録画してチェックしているという。

「現役の時からずっとこのピッチャーは何がよいのだろう。こういう投げ方するとカーブが曲がるのか、スライダーがこうやって曲がるのかとか見てたので、その時のクセみたいなもの」という工藤監督は、この部屋で過去4年分の映像をもとに一人一人の選手を分析。昨年最多勝に輝いた東浜巨についても、この作業の中でフォームの変化に気付いたという。

「オタクですね。野球オタク、トレーニングオタク」と笑う工藤監督だが、「僕らだったら野球しかないので、野球のことを突き詰める。そういう中で見えてくるものが沢山あって、見えてきたところで自分にフィードバックしていかなきゃいけない」などと説明した。

また昨年12月には、アメリカ・アリゾナ州にある「Fischer Institute」に赴いた工藤監督。「リハビリから復帰というのがどうしても時間がかかっちゃったり、復帰までのプロセスはすごく大事なんですけど、まだなかなか確立され切っていない。それをアメリカではどうやってやっているのか」とケガによる離脱者の早期復帰にも力を入れる。

選手がケガをした場合、リハビリとコンディショニングは別の専門家が行うことが多い日本に対し、ここでは様々な専門家が共同で選手をケアすることにより選手の復帰プロセスが早まるという。キーになるのは情報の共有だ。

その上でチーム内の情報共有を徹底すると、2月の春季キャンプではコーチ・ミーティングも頻繁に行った他、自分が選手に指導した内容をメモに起こし、「自分が何を話したか、どういうことを伝えたか書いて、それをコーチに伝えないと中途半端な伝わり方は誤解を招く時もあるので終わったらこれを書いてコーチに伝える」という。

これは指導の行き違いによる選手の混乱やケガの発生を抑えるためのもの。カメラが捉えた投手コーチ陣とのミーティングの中でも、工藤監督は「常に選手のコンディショニングは共有すること。教えることに関しては共通の認識を持って取り組んでいけるようにやって行きましょう」と呼びかけていた。

だが、ペナントが開幕すると捕手3選手や千賀滉大、岩嵜翔までもがケガで離脱する事態に。それでも工藤監督は情報共有ができていたことから、育成選手の捕手・堀内汰門を開幕一軍に抜擢した他、2月に手術を受け、復帰までに3ヶ月かかると言われていた高谷裕亮も17日に復帰する可能性が出てきており、工藤監督の改革がはやくも実を結びつつある。

「野球っていろんなことが起こるので、そういう中でうまく選手を使っていかなきゃいけないのが、僕の仕事の一つなので選手になるべくいいコンディションで試合に出てもらえるように」。工藤監督は番組のカメラに改めてこう語った。

(引用元:livedoor news)