篠原信一、野村忠宏が明かした「世紀の大誤審」でのエピソード ブラマヨ小杉は「泣きそう」

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11日放送、「戦え!スポーツ内閣」では、柔道の五輪メダリスト、野村忠宏氏と篠原信一氏が出演。ともにメダルを獲得したシドニー五輪でのエピソードに触れた。

野村が篠原を“レジェンド”として「認めていない」と話すなど、バラエティー番組などで互いをよくディスる(悪口を言う)関係の両者。だが、野村は「基本的に自分はディスらない」「篠原先輩がやたらとディスる」と主張する。

実際、「こっちがヤケドする」と、野村はあまり篠原と共演しないそうだ。それでも、事務所には宣材写真を貸してほしいとの問い合わせが多いという。篠原が番組で野村について話すからだ。野村は「共演していないけどやたらと共演している」感じになっていると述べた。

一方の篠原は野村が「柔道家としては天才で、ただの天才ではなくて、努力もする天才なので、それはもうタチが悪いですよ」とコメント。「違いますね。ケタが。レベルが」と絶賛したうえで、野村に「(賛辞は)これくらいでいいか」と振って笑いを誘った。

そんな2人は名門・天理大学の先輩後輩という間柄。篠原が2つ上の先輩だ。だが、先に五輪を経験したのは野村。無名だった1996年のアトランタ五輪で金メダルを獲得し、そのまま柔道では初となる3連覇の偉業を成し遂げた。

一方、篠原はシドニー五輪決勝で「世紀の大誤審」と騒がれた判定に泣き、銀メダルという結果に。それでも、試合後は「すべて自分が弱いから負けた」と言い訳をしなかった。野村は自分ならグチを言うとし、それをしなかった篠原に「しびれる」と称賛した。

引退後も、篠原の男らしさは変わらず。日本代表監督として2012年のロンドン五輪で指揮を執ったが、男子は全階級で金メダルを逃す事態に陥り、篠原は「私の責任だなと感じています」と、やはり言い訳せずに全責任を負って辞任している。

その後のタレントとしての活躍ぶりの違いに驚く声は少なくないが、野村は篠原が「心を許した人間にはすごく優しいし、面白い」と述べた。シドニーでの「世紀の大誤審」後のエピソードが、それを裏付けている。

試合後、選手団が宿舎に戻った一方で、会場で篠原を待っていた野村。「どう言葉をかけていいのか?」と悩む彼に、先に声をかけたのは篠原のほうだった。

「おいヒロ、腹減った。メシ行くぞ」

MCのブラックマヨネーズ・小杉竜一は「泣きそうや、この話」と感動。篠原の言葉に「救われた」という野村も、食事の場でも「絶対オレの勝ちやろ〜」といった調子で明るく振る舞っていた篠原に、「すげぇいい先輩、でかい男」と思ったと明かした。

(引用元:livedoor news)

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