14日、平昌パラリンピック・アルペンスキー女子大回転(座位)では、村岡桃佳が金メダルを獲得。今大会で手にした自身4つ目のメダルは、日本勢初&日本人最年少の金メダルとなった。
すると15日、日本テレビ「スッキリ」では、村岡桃佳が通う早稲田大学スキー部元監督・倉田秀道氏に行ったインタビューを放送。4年前のソチパラリンピックでメダルに届かず、悔しい思いをした村岡が恩師と仰ぐ同氏が、その入学秘話を語った。
当時、早稲田に入学を希望していた村岡に対し、パラアスリートを受け入れた経験がないことや、寮のバリアフリー化が整っていなかったことから一度は断ったという倉田氏だが、「『死んでも早稲田です』って彼女がいってきたので、その瞬間に高校生の芽を摘むことをしたくないなって思い始めた自分がいた」と気持ちに変化が生まれたという。
これにより一念発起した倉田氏は、大学側に打診をしたり、寄付を募ることで寮のバリアフリー化を実現。改修工事費600万円をかけ、玄関をスライドドアに変えたり、女子トイレの一つを広くして手すりをつけた。
また村岡の入学後は、ターンの際に姿勢がぶれ不安定になる弱点を指摘。体幹の強化に着手しようとするものの、横断性脊髄炎により下半身の筋肉が麻痺している村岡の体について、「体幹をどこで支えているのか僕らでもよく分からなかった。本人もどこで支えているのか、よく分からないっていう返事だった」と、その難しさを語る。
それでも倉田氏は「お尻の上の中殿筋。本来であれば、(体幹の強化するには)腸腰筋とかもあるんですけど(村岡は)片方動かないので・・・」などと、麻痺している筋肉と強化できる筋肉を導き出すことにより、彼女の体幹トレーニングを実践。今日の金メダル獲得に寄与した。
(引用元:livedoor news)
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