深夜にコートの状態の確認も…カーリング日本女子チームを支える本橋麻里

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22日放送の「ビビット」(TBS系)で、カーリング女子日本代表チームを支える本橋麻里の献身的な仕事ぶりが明らかになった。

番組では、平昌(ピョンチャン)五輪で初の準決勝進出を果たしたカーリング女子日本代表チームの本橋を特集した。本橋は、2006年トリノ五輪と2010年バンクーバー五輪に出場。だが今大会は、レギュラー選手がプレーを続行できなくなった場合の代役である「リザーブ」という立場で参加している。

本橋は、いざというときのプレーに備えているだけではなく、試合中はコーチボックスで試合の分析を行い、試合後は深夜のコートに残って氷の状態を確かめるなどしている。また、ハーフタイムにはメンバーに声がけし、手を握って送り出していた。

元カーリング女子日本代表の関和章子氏によると、通常のリザーブ選手は本橋のような仕事をしていないそう。関和氏は「本当のスキップ(司令塔)はきっと本橋さん」だと思っているそうだ。

だが本橋によると、カーリングが嫌いになった時期があり、一時は引退も考えたそうだ。しかし、好きで始めたカーリングを諦めたくなく、2010年に故郷の北海道に戻り、現在の所属チーム「LS北見」を結成したという。

本橋は、2016年の世界選手権を前にリザーブに転向。その世界選手権では日本初となる銀メダルを獲得した。銀メダル獲得後の帰国会見で選手たちは本橋を絶賛していた。出場選手の吉田夕梨花は「私たちが気持ちよく氷に上がるためにホントに動いてくれてました」「ハーフ(タイム)で会うとホッとしましたし、存在そのものがホントにありがたかったです」と感謝を口にしていた。

そして迎えた平昌五輪。19日のスウェーデン戦に勝利を収めた後の会見で、日本代表選手の吉田知那美は「(本橋)麻里ちゃんが精神的な部分で助けてくれた。その恩返しの意味も込めて、私たちらしいパフォーマンス、今すべきことをしようというふうに切り替えられた」と、本橋の存在が勝利の要因だったと明かす。

さらに「麻里ちゃんがコーチボックスにいるかいないかで(大きく違う)」「(本橋がいる)コーチボックスは私は世界一だと思ってます」と、笑顔で語っていた。

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(引用元:livedoor news)

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