羽生結弦のコーチ・オーサー氏 金メダリストに導くための共通する指導とは

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19日放送の「みんなのニュース」(フジテレビ系)で、フィギュアスケート選手・羽生結弦のコーチを務めるブライアン・オーサー氏の指導ポイントが明らかになった。

番組では「ニュースのことば」のコーナーで、オーサー氏を取り上げた。オーサー氏は2010年バンクーバー五輪でキム・ヨナさん、2014年ソチ五輪と2018年平昌五輪で羽生を優勝に導くなど金メダルを量産している指導者だ。また、今大会では日本以外にもスペイン、韓国、カナダ、カザフスタンの選手を指導するなど、引っ張りだこだった。

一方で、オーサー氏自身は現役時代、1984年のサラエボ五輪と1988年のカルガリー五輪で銀メダル。サラエボ五輪では、五輪史上初のトリプルアクセルを成功させ、「ミスター・トリプルアクセル」と呼ばれたが、金メダルを取ることはできなかった。

フィギュアスケート解説者の佐野稔氏は、オーサー氏について「アマチュア時代1番がなかなか取れなかった」ことで、「『勝ち方はこうなんだよ』という形で教えられる」のだと分析する。

続けて佐野氏は、勝つための「1番重要なポイントはGOE(出来栄え点)」だと指摘した。オーサー氏の指導する選手の共通点は、このGOEが高いこと。技の難易度が高くないことで基礎点が伸びなくても、GOEが高ければ技術点が高くなるというのだ。

今回、銀メダルだったフィギュアスケート選手・宇野昌磨は基礎点が103.14点で、羽生の92.56点、銅メダルだったフィギュアスケート選手・ハビエル・フェルナンデスの84.11点を上回っていた。だが、オーサー氏が指導した羽生とフェルナンデスは、GOEがそれぞれ16.99点と17.41点、一方で宇野は7.87点だった。

なお、フィギュアスケートは、基礎点とGOEを合わせた技術点、そして演技構成点の合計点で争われている。

佐野氏は「技術点は天井知らずですから、いつかみんな追いついてきます」「そのときにどこで差を付けるかというと、ジャンプの完成度の高さ、GOEの高さ」なのだと、オーサー氏の指導のポイントを解説していた。

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(引用元:livedoor news)

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