フィギュアスケートで投げ込まれるプーさんの行方

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平昌五輪フィギュアスケート男子シングルで、日本の羽生結弦さんが金メダルを獲得しました。演技を終えたあとには世界から集まったファンによって、羽生選手が試合場で使うティッシュケースカバーのキャラクターとしておなじみの、「くまのプーさん」のぬいぐるみが投げ込まれました。

五輪では、キャラクターグッズの使用が宣伝等の行為にあたると懸念されるため、羽生選手もティッシュケースは「プーさん」ではなく「ケーキ」をモチーフとしたものにしています。

しかし、熱心なファンたちはそのケースは「もともとくまのプーさんのキャラクターがつけられていた商品」であり、そこからキャラクター部分だけを取り外したことを素早くリサーチ。さらになかに入っているティッシュ本体も、くまのプーさん絵柄のティッシュであることを見抜いています。そんな隠れた部分でも、普段のプーさん愛を忘れない羽生選手の振る舞いは、またファンたちを喜ばせるものでした。

さて、投げ込まれた大量のプレゼントについてどうなるのか。もちろん、選手によっては自宅に持ち帰る人もいるでしょう。ただ、リンクを埋めるほどのぬいぐるみとなると、さすがに自宅に全部を置くのは難しいというもの。一部報道では、ロシアの通信社が羽生選手にそのことを質問すると、平昌の人々に感謝の気持ちをこめて寄付するような話が聞けたなどという話も出ています。

羽生選手が実際にどうするかはこれから検討となるでしょうが、フィギュア界では実際に「プレゼントされたぬいぐるみを寄付する」という形で、社会に還元している選手もいます。日本語を操るほどの親日家として知られ、日本のファンからも人気が高いジェイソン・ブラウン選手もそのひとり。

ジェイソン・ブラウン選手は各地の試合でファンからもらったたくさんのプレゼントを、たびたび「ドナルド・マクドナルド・ハウス」という財団に寄付していることを報告しているのです。

ドナルド・マクドナルド・ハウス財団は、困難な病気を患っている児童およびその家族を支援する団体で、医療施設の近くに家族が滞在できる「第二の家」を作ることを活動の中心としている財団です。そこにぬいぐるみがあったら、子どもたちにとってもうれしい癒やしとなることでしょう。

選手はフィギュアスケートを頑張り、ファンは愛情をプレゼントとして届け、もらったプレゼントは病気の子どもたちの支えとなる。フィギュアスケートのプレゼントが善意を運ぶ架け橋となっているとしたら、それはとても贈り甲斐のあるプレゼントではないでしょうか。

羽生選手のプーさんもそんな架け橋となるとしたら、とても素晴らしいことですね。

<東京で寄付するジェイソン・ブラウン選手>

・文=フモフモ編集長

(引用元:livedoor news)