あれから約5年待っていた!NTTドコモとZTEが送る超個性派スマホ「M Z-01K」をレポート |
既報通り、NTTドコモが2月9日に約5.2インチの画面を2つ搭載した折りたたみ型Androidスマートフォン(スマホ)「M Z-01K」(ZTE製)を発売しました。このM Z-01Kは過去にNTTドコモ向けに発売された2画面スマホ「MEDIAS W N-05E」のコンセプトを引き継ぎ、NTTドコモが企画してZTEと共同開発した製品となっています。
また日本国外でもZTEの「Axon M」としてアメリカや中国などの一部地域では販売が開始されていおり、珍しいスタイルの製品ということで良い意味でも悪い意味でも“変態端末”ということで注目を浴びています。
もちろん、個性派端末が大好きな筆者もMEDIAS W N-05Eから約5年ぶりの実質的な後継機種の登場ということで、さっそく購入しました。そこで、今回から数回に分けてレビューをお届けしていこうと思いますが、まずは初回となる本記事にて開封レポートと特徴的な外観を写真を交えて紹介していきます。
【開封の儀!まずは同梱物をチェック】
さっそく開封の儀を執り行い、個装箱の外観をチェックしつつ、同梱されているものを確認してみます。個装箱はさらさらとした手触りの艶消しの黒となっており、前面には「M」のロゴと型番が銀色で描かれています。
背面には注意書きなどのほか、チップセット(SoC)の「Qualcomm snapdragon」搭載であることを示すロゴマークがありました。なお、M Z-01KはSoCに「Snapdragon 821(MSM8996SG)」を搭載しています。
その他、個装箱には天面に本体カラー(本機のカラバリはブラックのみ)とIMEI番号などが記載されたシールが貼られており、右側面には内容物の一覧(紹介の必要はないという話は置いておいて)と同梱されていない必要品が書かれています。なお、底面と左側面にはなにもありませんでした。
それでは、さっそくM Z-01Kの中身を取り出してみましょう。個装箱の蓋を開けるとM Z-01Kの本体が現れ、その下に同梱品が収納されています。
個装箱の蓋を開けると本体
本体を取り出すと中底。ここまでよく見る光景
本体を取り出した下にある中底を取り出すと、マニュアル類を収めた小さい箱があります。この箱の中には「ご利用にあたっての注意事項」と書かれた注意書きとクイックスタートガイドにSIM取り出しツール(SIMピン)が入っていました。
M Z-01Kの本体以外に入ってるのはこれだけ
最近のNTTドコモなどの移動通信体事業者(MNO)が販売する製品の例に漏れず、内容物は非常にシンプルで本体とSIM取り出しピン、マニュアル類のみとなっています。
そのため、M Z-01Kを利用するには別途、必要な場合には「ACアダプタ06」などのUSB Type-C端子に対応した充電器(またはUSB充電器とUSB Type-Cケーブル)が必要となるので、対応の充電機器を持っていない人は用意しておきましょう。
【M Z-01Kの個性的な外観をチェックする】
それでは、続いてM Z-01Kの本体について外観を写真で紹介していきましょう。まず左右共通の部分として約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)のタッチパネルディスプレイがあります。
次回以降の記事で細かく解説しますが、この2つの画面は左側画面単独表示(通常モード)のほか、両方の画面に同じ内容の表示(ミラーモード)をしたり、2つの画面を左右分割されたを1つの画面として表示してタブレット並の大画面(大画面モード)で利用可能となっており、それぞれの画面で個別のアプリを起動(2画面モード)するといったことが可能です。
その他、左画面部には外部スピーカー兼用の通話用スピーカーや約2030万画素フロントカメラ、撮影用フラッシュライト、近接センサー、照度センサーが搭載されています。右画面側には拡張表示用のタッチパネルディスプレイ以外には特にありません。
本体オープン(ミラーモード)時の前面
M Z-01Kの本体オープン時の背面
折りたたみを開いたオープン時は約6.8インチ相当の大画面で動画などのコンテンツを楽しむことができます。大画面スマホと言えば、人気だった「Xperia Z Ultra」や「ZenFone 3 Ultra」といった機種を思い出す方も多いと思いますが、M Z-01Kの場合では縦(横)に長いディスプレイと異なるため、これらの端末とはまた違った使い方や活用法があります。
天面側には3.5mmイヤホンマイク端子と動画撮影用マイク、アンテナ用樹脂パーツ(いわゆる「アンテナライン」)が確認できます。底面側にはUSB Type-C端子と外部スピーカーが搭載されています。
また音響機能としてZTEのSIMフリースマホ「Axon 7」と同様に高性能な音響システム「DOLBY ATMOS」(ドルビーアトモス)を搭載しており、ステレオイヤホン/ヘッドホンはもちろん、外部スピーカーでも非常に臨場感の高い音響効果を得られます。大画面での動画などの視聴にはピッタリな組み合わせではないでしょうか。
左側面にはnanoSIMカード(4FF)とmicroSDカードのスロットと音量上下キー、指紋センサーを内蔵した電源キー、ファンクションキーがあります。
SIMカード・microSDカードスロット
ファンクションキーは画面オフ時やホーム画面、他のアプリ起動中に長押しすることで、即座にカメラアプリを起動することができ、2回連続で押すとスクリーンショットを撮ることができます。
なお、スクリーンショットはAndroid標準操作の電源キーと音量下キーを同時押しでも撮れます。また右側面は画面オープン用のヒンジとなっており、NTTドコモが販売する機種には必ずある「docomo」ロゴはここにあります。
ドコモスマートフォンとしては珍しく、目立ちにくい場所にdocomoロゴがある
ちなみに初回起動時のアカウント入力などは、NTTドコモのAndroid搭載製品ではお馴染みのもので、設定中に画面を開いても特に何もありません。
事実上の前モデルでもあるMEDIAS W N-05Eとの比較については今後の記事でじっくりと行いますが、ひとつだけ厚みについての比較をご覧ください。
今回のM Z-01KはスペックがMEDIAS W N-05Eと比べて厚みが感じられるかもしれませんが、実は本体の厚みはZ-01Kの方が薄く、MEDIAS W N-05Eの最厚部は12.6mmでZ-01Kは最厚部12.1mmです。
しかしながら、MEDIAS W N–05Eは本体の大きさがひと回り小さいのに加えて、上下端の部分が薄くなるように傾斜がついていることで、厚さを感じさせないようになっているのです。
あくまで筆者の“感想”としてはデザイン的な面においてはMEDIAS W N-05Eの方が勝ると思う
もちろん、ディスプレイサイズそのものの大型化やスペックの大幅な進化がなされているので、この程度の大型化はそれほど問題ではないと思います。つまり、見た目には厚みを感じるけど、MEDIAS W N-05Eと比べても「(幅や長さは別として)厚みはそれほど変わってないよ!」ということです。
今回は開封レポートと外観の簡単な紹介をお送りいたしました。M Z-01Kは価格が本体代が92,664円(分割3,861円/月×24回)で実質負担額が新規契約および機種変更なら42,768円(分割1,782円/月×24回)、他社から乗り換え(MNP)なら26,568円(分割1,107円/月×24回)で販売されており、発売を記念して「M Z-01K購入キャンペーン」を実施中です。
次回はプリインストールアプリや本体機能などの解説をお送りいたします。
契約種別 | 新規契約・機種変更 (契約変更含む) |
他社から乗り換え (MNP) |
本体価格 | 92,664円(分割3,861円/月×24回) | |
月々サポート | -2,079円/月×24回 (総額49,896円) |
-2,754円/×24回 (総額66,096円) |
実質負担額 | 42,768円 (分割1,782円/月×24回) |
26,568円 (分割1,107円/月×24回) |
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(引用元:livedoor news)
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