AppleがiPhone 6・6s・7シリーズとSEでバッテリー劣化した場合に意図的に性能を落としていたことを認め…

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古いiPhoneシリーズで意図的に性能を落としていた問題でAppleが謝罪!


Appleは28日(現地時間)、すでに紹介しているように同社のスマートフォン(スマホ)「iPhone」シリーズの旧機種においてバッテリーが劣化した場合に意図的に性能を低下させていた問題で、正式に謝罪すると発表しています。

また同時に問題のある「iPhone 6」シリーズ以降のバッテリー交換について2018年中は日本を含めたすべての国・地域で値下げするとし、値下げ幅はアメリカ(米国)では50ドル(約5,600円)で、通常79ドル(約8,900円)が29ドル(約3,200円)となります。

さらにパフォーマンスを低下させる理由はCNETに説明していた通り、急激な電力消費によってバッテリーからの供給が足りなくなり、突然の強制終了(シャットダウン)を回避するためと説明し、この仕組みを事前に説明しなかったことについても謝罪しています。

ただし、突然の強制終了は故障にもつながるとし、直近ではこの仕組みを継続しつつ、今後はこの問題を含めてバッテリーの劣化に対してユーザー体験(UX)を改善していくとともに、2018年の早い段階に電池パックの劣化をチェックできる機能をiOSに導入するとしています。

iPhoneシリーズのバッテリーが劣化した場合にパフォーマンスを下げている問題は、ベンチマークアプリ「Geekbench」の開発元が指摘し、大きな問題となり、アメリカのカリフォルニアやニューヨークなどのいくつかの州などで集団訴訟も起こされています。

これに対し、Appleでは当初、一部メディアに対してiOS 10.2.1以降に一部の古いiPhoneを長く使っている場合にバッテリーが劣化するとパフォーマンスを下げる仕組みを導入したことを認め、突然の強制終了を避けるためだと説明していました。

一方で、一部のユーザーからは「突然の強制終了があってそれが原因で故障があるのだとしてもパフォーマンスを低下させることで新機種への買い替えを促進しているのではないか」などといった指摘もあり、収まりが付かない状況となっていました。

そこでAppleでは正式な説明と謝罪を発表し、この問題に取り組む姿勢を見せました。Appleの説明では上記の指摘については「あくまで電力が足りなくなるような最高動作状態の制限」であり、特にベンチマークのような最高動作状態を探るときには制限されるものの、多くの操作では影響がないものと見られます。

なお、現在わかっている範囲では、iPhone 6シリーズ以降のiPhone 6やiPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SEに続いてiOS 11.2以降ではiPhone 7およびiPhone 7 Plusでもこの仕組みが導入されているということです。

バッテリー交換については日本では補償サービス「AppleCare+ for iPhone」に加入していない場合が8,800円(税別)なので、3,000円前後になるのではないかと思われ、どうしても気になるようなら特にAppleCare+ for iPhoneに加入していれば2年間は無償ですし、バッテリー交換を検討してみるのも良いのかもしれません。

記事執筆:memn0ck

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(引用元:livedoor news)

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