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楽天は1日、すでに発表していたプラスワン・マーケティングが仮想移動体通信事業者(MVNO)として「FREETEL」ブランドで展開していた携帯電話サービス(一部除く)を買収し、同日に継承したことを発表した。
これにより、楽天のMVNOとしての携帯電話サービスは140万回線を突破し、一気に回線数シェアで首位グループに躍り出たことになる。
同社では買収によって継承したFREETELブランドの回線についても2018年1月中に「楽天モバイル」ブランドへ統合する予定であると案内している。
なお、サービスの内容および料金、適用中のキャンペーン、問い合わせ先などに変更はなく、現在使っている場合には手続きや設定変更をすることなく、従来通りにサービスを利用できるとのことだ。
一方で、FREETELブランドの携帯電話サービスの買収に関連して、家電量販店大手のヨドバシカメラがプラスワン・マーケティングの大株主であることが明らかなった。
このことからFREETELブランドの携帯電話サービスが譲渡される11月1日以降、ヨドバシカメラ店頭での「FREETEL SIM」などの新規受付やプリペイドSIMの販売はどうなるのかと思って実際にヨドバシカメラ店頭をチェックしてみたので紹介する。
プラスワン・マーケティングの株主構成
今回訪れたヨドバシカメラでは店頭からFREETELブランドの携帯電話サービスについては完全に撤退しているようで、ポストペイドだけでなく、主に訪日外国人向けのプリペイドSIMカードも販売が終了していた。
なお、プラスワン・マーケティングではMVNOとして展開していた携帯電話サービスだけでなく、SIMフリーのスマートフォン(スマホ)などの携帯電話端末事業もFREETELブランドで行なっており、このFREETELブランドのSIMフリースマホなどの端末については継続してヨドバシカメラで販売されていた。
ヨドバシカメラにてFREETEL SIMなどのFREETELの携帯電話サービスの取扱終了
オンライン(yodobashi.com)でも「FREETELブランドのプリペイドSIMの取扱終了
資本関係の影響からか、蜜月とも言えるFREETELとヨドバシカメラの関係は、携帯電話サービス事業を楽天に売却したことによって終了となり、店頭から跡形もなく消え去ってしまったのは、同店でFREETELを契約した人やFREETELを応援していた人にとっては寂しい出来事と言える。
ヨドバシカメラ店頭でのFREETELの端末ブース
ちなみにヨドバシカメラのライバルである「ビックカメラ」では、現在もFREETELブランドの訪日外国人向けのプリペイドSIMの販売が継続されていた。
楽天によってFREETELの携帯電話サービス事業が買収がされる前に話を戻すと、ヨドバシカメラでは店舗内の一等地と言えるエリアにフリーテルのブースが設置される(トップ画像)など、店舗内でかなりFREETELが優遇されていた。
またFREETELが「シェアNo.1」としていた広告も、ヨドバシカメラ内ではシェアNo.1であった可能性は十分ありえる。なお、この点については消費者庁により優良誤認であると指導を受けた。
「ビックカメラ」では訪日外国人向けのプリペイドSIM販売継続(在庫限り?)
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■ヨドバシカメラでFREETELが受付終了、プリペイドSIMも販売終了
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(引用元:livedoor news)