楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」を使ってどうだった?本当に1年間無料?180日間0GBなどでは通知後に…

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既報通り、楽天モバイルが移動体通信事業者(MNO)として自社回線(以下、楽天回線)を構築して提供している携帯電話サービスの正式プラン「Rakuten UN-LIMIT」( https://network.mobile.rakuten.co.jp/ )において月額基本使用料が1年間無料になる「Rakuten UN-LIMIT プラン料金1年無料キャンペーン」の受付を終了しました。

受付終了直前には多数の駆け込み申し込みによってアクセスが集中して申し込みが完了しにくい状況が発生していたため、一部、事前にエントリーすることで申込期間が最終的に4月30日まで延長されたりしましたが、完全に受付が終了されました。なお、現在は新たに月額基本使用料が3ヶ月無料キャンペーンを実施しています。

そこで今回はRakuten UN-LIMIT(その後の「Rakuten UN-LIMIT V」や「Rakuten UN-LIMIT VI」を含む)を1年間使ってきてどうだったのか?本当に月額基本使用料が1年間無料だったのか?今後はどうするのか?といったあたりをあくまで筆者の個人的な環境や使い方で紹介したいと思います。


2020年5月〜2021年4月までの請求額。綺麗に「0円」が並んでいます

Rakuten UN-LIMITは月額3,278円(金額はすべて税込)で楽天回線における高速データ通信が使い放題の料金プランで、日本国内の楽天回線エリア以外ではパートナー(au)回線で高速データ通信が月5GBまで、海外でも高速データ通信が月2GBまでは無料で使え、専用アプリ「Rakuten Link」を使った音声通話やSMSも無料で利用できました。

その後、昨年9月30日から5Gに対応したRakuten UN-LIMIT Vとなりましたが、料金体系は変わらずでした。一方、当初は事務手数料が3,300円かかり、代わりに「お申し込みキャンペーン」として事務手数料分の3,300ポイントが楽天ポイントで還元されるようになっていました。


2020年4月には事務手数料3,300円がかかりました。すでに楽天回線で使えるスマホを所持していたっため、セットでスマホも購入していないことからかかった費用はこれだけ

筆者は特に有料オプションは付けていませんでしたし、Rakuten Link以外の音声通話やSMS送信も行いませんでしたので、実際に契約した2020年4月に事務手数料3,300円がかかっただけで2020年5月から2021年3月までの請求額は「0円」と確かに月額基本使用料が1年間無料でした。

一方、今年4月1日からはさらに新料金プランのRakuten UN-LIMIT VIにアップグレードされ、1回線目は月額基本使用料が月1GBまでは月額0円、月1〜3GBまでは月額1,078円、月3〜20GBまでは月額2,178円、月20GB以上は月額3,278円という段階制になっています。なお、これらのデータ通信量にRakuten Linkによる音声通話やSMSは含まれません。


お申し込みキャンペーンで事務手数料3,300円分が還元されたほか、オンラインで申し込んだので3,000ポイントもプレゼントされました

なお、Rakuten UN-LIMITのサービス開始直後の2020年4月に契約した人は1年間無料キャンペーンによる月額基本使用料が完全に0円になる期間は2021年4月30日までで、筆者もこの5月からは月1GBを超えた場合には有料となります。ただし、筆者の場合には特にスピードテストなどを実施しない限りは普段は「Pokemon GO」をする程度にしか使っていないこともあり、その際は月1GBを超えない予定ではあります。

また多くのケースで問題となるのはエリアだと思いますが、少なくとも普段の行動範囲はRakuten UN-LIMIT開始当初から楽天回線エリアでしたし、東京23区内なのでパートナー(au)回線によるローミング対象外ということもあり、必ずしも電波環境は良いとは言えませんが、まったくつながらないということはなく使えてきました。ただし、奥まったり地下だったりする飲食店などに入った場合には圏外になったりしていたため、メイン回線として使っていたら困っていたとは思います。


my 楽天モバイルにログインすると左上の電話番号や料金プラン名(Rakuten UN-LIMIT VI)の下に「月額プラン料金1年間無料(有効期限:2021年4月30日)」と1年間無料の期限が確認できるようになっています


昨月(2021年3月)のデータ利用量。最終日に少しスピードテストで増えたものの、普段のPokemon GOではこの程度の利用量にしかなっていません

もちろん、他にメイン回線があり、比較的エリアの問題もなく、ちょうど新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響であまり移動しなくなったこともありますが、これまでの1年間はヘビーに使っても、そして今後は月1GB以下でライトに使う分には良いサービスだと感じました。

さらに筆者がこうしたブログを運営しているということからさまざまな端末動作やエリア、不具合に至るまでのさまざまな事象確認に使えて有意義に楽しめたのでむしろ有料だったとしても契約していたように思いますし、今後は5Gなどでスピードテストをしたりするかもしれません。

なお、すでに『iPhoneがキャリア設定アップデートで楽天回線に正式対応!iPhone 12シリーズでは5Gも利用可能。nanoSIMとeSIMのデュアルSIM時の5GもOK – S-MAX』にも記載したように歩いて行けるところに楽天回線の5Gエリアができ、実際に通信ができてはいますが、いまいち速度が出ない状態なので2021年3月のデータ通信量がそこまで増えていなかった理由でもあります。

以前に試した『楽天モバイルの5Gを試してみた!料金やエリア、速度は?Sub6とミリ波に対応。11月中に下り2.8Gbps・上り275Mbpsに高速化【レポート】 – S-MAX』や『Googleスマホ「Pixel 5」と「Pixel 4a (5G)」が楽天モバイルの5Gに対応したので実際に試してきた!最大通信速度は順次高速化中【レポート】 – S-MAX』のときにはもう少しデータ通信量は多かったのですけども。対応機種についてもようやくiPhoneシリーズが正式対応しましたが、まだAndroidでは使えたり使えなかったりがあるので、nanoSIMカード(4FF)などの物理SIM・eSIMともに引き続き検証していきたいところです。

またエリアも『楽天モバイルが日本全国の4Gの人口カバー率80%超を案内!今夏96%も達成見込みに。5Gも1000以上の基地局を整備完了 – S-MAX』で紹介したようにまだ全国的には狭く、恐らく今夏に達成をめざしている96%でも使えないところが多いでしょうし、何よりも4Gは1.7GHz帯(Band 3)しかないのとエリアを広くするための設計であるためか屋内までしっかり電波が届きにくくなっており、パートナー(au)回線によるローミングが順次終了となっていることから今後はさらに屋内での利用が気になってきそうです。

とはいえ、これから申し込む人なら契約すると5,000ポイントがもらえますし、すでに契約している人もこれから契約する人も楽天市場で買い物をすることが多いならRakuten UN-LIMIT VIを契約しているだけで「SPU」で+1%還元と少しだけお得になりますし、契約しておいて損はないかなと思われます。

ただし、現在提供されている料金プランのRakuten UN-LIMIT VIでは月1GBまで月額0円などとなる1回線目については同社の「楽天モバイル重要事項説明書(PDF)」にて「ご契約中であっても180日間のデータ通信が0GBおよび通話が0回の場合等において、当社から事前通知のうえ、回線の利用停止または解約をさせていただく場合がございます。」とあるのでまったく使わないという場合はご注意ください。

記事執筆:memn0ck

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(引用元:livedoor news)

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