ソフトバンクの5G対応高性能スマホ「ZTE Axon 10 Pro 5G」のカメラとベンチマークを試す!細部まで描写…

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Snapdragon 865搭載のSoftBankスマホ「Axon 10 Pro 5G」の性能やカメラ機能をチェック!


ソフトバンクが携帯電話サービス「SoftBank」にて3月27日に5Gの商用サービスを開始し、合わせて5G対応スマートフォン(スマホ)「AQUOS R5G(型番:908SH)」(シャープ製)および「Axon 10 Pro 5G(型番:902ZT)」(ZTE製)を発売した。

AQUOS R5Gは日本メーカーのシャープらしいおサイフケータイ(FeliCa)や防水などに対応している全部入りモデルなのに対し、Axon 10 Pro 5Gはチップセット(SoC)に同じQualcomm製のハイエンド向け「Snapdragon 865 5G mobile platform」を搭載しながらコストパフォーマンスに優れているのが特徴だ。

主な仕様はFeliCaや防水には対応しないが、約6.4インチFHD+(1080×2340ドット)有機ELディスプレイ、6GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大2TB)などで、5GだけでなくWi-Fi 6(IEEE802.11ax)にも対応する。

Axon 10 Pro 5Gの本体価格は発売時に89,280円(金額はすべて税込)であったが、その後さらに値下げされて72,720円となっており、トクするサポート+(特典A)を適用した場合には36,360円(1,515円/月×24回)から購入可能だ。そんなAxon 10 Pro 5Gについて前回は外観や主な機能の紹介を行ったが、今回はカメラ機能やパフォーマンスについてチェックしていきたいと思う。

まずはカメラ機能を紹介する。背面に搭載されたリアカメラは約4800万画素CMOSの35mm判換算16mm相当の超広角カメラと約2000万画素CMOSの28mm相当の広角カメラ、約800万画素CMOSの80mm相当の望遠カメラのトリプル構成だ。以下にそれぞれのカメラで撮影したサンプルを掲載する。


風景撮影や屋内撮影で役立つ超広角カメラ

いまや基本画角の広角カメラ

望遠カメラは遠くの被写体を大きく写すことができる

望遠カメラでのクローズアップ撮影

Axon 10 Pro 5Gの写真のトーンはコントラストや彩度が抑えめで、明るいところから暗いところまで描写する画作りのようだ。そのため、メリハリの効いた彩度が高い写真が好みという人にはAxon 10 Pro 5Gの絵は物足りないかも知れない。

一方、メリハリという面ではシャープネスは高めで細かいディテールはしっかりと描写されている。つまり、撮影後にフィルターアプリなどで彩度やコントラストを調整しやすい素材に徹しているそんな印象だ。

動画撮影についてだが、4K30Pに対応し、H.265の約40Mbpsのビットレートでの記録が可能だ。彩度やコントラストは静止画と同じで、大人しめの発色である。以下はAxon 10 Pro 5Gで撮影した4K30Pのムービーとなる。

動画リンク:https://youtu.be/FASQicfmH98

続いて、ベンチマークテストでAxon 10 Pro 5Gの実力をチェックしたいと思う。比較対象として、同じQualcomm Snapdragon 865を搭載する「Galaxy S20+ 5G」と1世代前のSnapdragon 855を搭載する「Pixel 4 XL」を用意した。

3D MARKの結果は、OpenGLが7185、Vulkanが6580。Galaxy 20+ 5Gより高いスコアが出ている。Pixel 4 XLはOpenGLが4832、Vulkan4305というスコアであることから、3Dグラフィック処理は約1.5倍の性能向上が伺える。

CPUのスコアを測るGeekBench 5の結果は、シングルコア767、マルチコア3022となり、Galaxy S20+ 5Gよりスコアが低くなった。Pixel 4 XLのシングルコアは733、マルチコアは2460となり、動作クロックが同じことからマイクロアーキテクチャー「Kryo 485」から25%性能向上したと言われている「Kryo 585」の進化の差ということだろう。ここは大きな伸びがなかった。

総合的なスコアを測るPCMARKの結果は10071で、こちらもGalaxy S20+ 5Gを下回る結果となったが、Pixel 4 XLが他よりも高いスコアとなった。PCMARKに関してはPixel 4 XLのスコアも実はそれほど上がってないことから、3機種ともに連続でベンチマークテストを行ったことによる発熱の影響があったのかも知れない。

動画リンク:https://youtu.be/VU3Kut3JbHw

Snapdragon 865を搭載したスマホは8GB以上の大容量RAMを搭載する機種が多い。Axon 10 Pro 5Gは6GBと数字上では少ないが、実使用でRAMが少ないと感じることはほぼないだろう。ゲームや多くのアプリを立ち上げて行き来するという使い方においてはアプリの再起動が発生することもあるためだ。

このようにAxon 10 Pro 5Gは5G対応で大画面、高性能SoC、トリプルカメラという構成で7万円台はお買い得である。5Gが利用できるエリアはまだ少ないが、次の機種変更まで少なくとも1〜2年以上あると考えれば、今、5Gに対応した製品を買っても良いだろう。今回の結果を機種変更時などの参考にしてみて欲しい。

記事執筆:mi2_303

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(引用元:livedoor news)

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