4年半ぶりの高性能な日本製フラッグシップスマホ「arrows 5G F-51A」を写真で紹介!ミリ波対応で、NTTド…

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docomo 5Gスマホ「arrows 5G F-51A」を写真でチェック!ミリ波対応の最上級モデルに


既報通り、NTTドコモが「2020年春夏モデル」を発表し、5Gに対応したフラッグシップスマートフォン(スマホ)「arrows 5G F-51A」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)を6月下旬以降に発売する。公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などの同社の直営店での価格は134,640円(金額はすべて税込)だ。

すでにドコモショップや量販店などのドコモ取扱店およびドコモオンラインショップなどにて事前予約が実施されており、36回払いで購入することで本体価格の最大12回分の分割支払金の支払いが不要になる「スマホおかえしプログラム」の対象で、25ヶ月目で適用した場合の実質負担額3,740円/月×24回(総額89,760円)とのこと。

またarrows 5G F-51Aを含む5Gスマホ全機種が対象のキャンペーン「5G WELCOME割」が実施され、契約変更(FOMA→5GおよびXi→5G)では5,500円割引、新規契約および他社から乗り換え(MNP)では20,000円割引(ドコモオンラインショップではdポイント20,000ポイント還元)する。

本記事では2020年春夏モデルが発表された「NTTドコモ 5G・新サービス・新商品発表会」の後に実施された展示会場取材にて実際にarrows 5G F-51Aの試作機をタッチ&トライしてきたので写真を交えて外観や特徴などを紹介する。なお、5G向け料金プランは「5Gギガホ」と「5Gギガライト」、「5Gデータプラス」が用意されている。


arrows 5G F-51Aの正面。左がネイビー ブラック、右がチタニウム シルバー

arrows 5G F-51Aは富士通ブランドの「arrows(アローズ)」シリーズでは初の5G対応製品となり、Qualcomm製のハイエンド向けチップセット(SoC)「Snapdragon 865 5G mobile platform」を搭載して5Gに対応しているほか、流行りのパンチホールディスプレイによるほぼ全画面デザインを採用し、防水や防塵、おサイフケータイ(FeliCa)、トリプルカメラなどを搭載する。

また5GについてはNR方式におけるNSAおよびSAモードをサポートし、他の多くの製品がSub6(6GHz未満の低周波数帯)だけに対応しているのに対し、arrows 5G F-51Aは高周波数帯のミリ波(mmWave)にも対応しているのが大きな特徴のひとつである。なお、現時点で日本における5Gスマホにおいてミリ波に対応しているのは、このarrows 5G F-51Aの他に「Galaxy S20+ 5G」のみ。

これにより、NTTドコモにおける携帯電話ネットワークでは5Gにて下り最大4.1Gbpsおよび上り最大480Mbps、4Gにて下り最大1.7Gbpsおよび上り最大131.3Mbpsに対応する。なお、5Gの最大速度は発売後のソフトウェア更新によって2020年夏より対応し、それまでは下り最大3.4Gbpsおよび上り最大182Mbpsとなるということだ。


arrows 5G F-51Aのピクトエリアに「5G」表示が見える。また右上にはパンチホールが配置されている

ディスプレイは右上にパンチホール(切り欠き)が配置され、アスペクト比9:19.5の縦長な約6.7インチQHD+(1440×3200ドット)有機ELを搭載する。画面の左右両端が湾曲したラウンドデザインとなっており、パンチホール部分に約3200万画素CMOSフロントカメラが搭載され、画面下部中央には超音波方式の画面内指紋センサーが搭載されている。

本体カラーはネイビー ブラックおよびチタニウム シルバーの2色展開で、背面パネルは電波を通しやすいように樹脂素材が用いられており、幾何学模様があしらわれていることもあって質感は良い。サイズは約164×76×7.8mm、質量は約170g台で、富士通コネクテッドテクノロジーズでは5Gのミリ波に対応したスマホでは世界最薄を謳っている。なお、泡ハンドソープで洗える防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)に対応しているが、これまでのarrowsシリーズで好評だった耐衝撃などのタフネス性能には対応しない。


arrows 5G F-51Aの背面。左がネイビー ブラック、右がチタニウム シルバー。中央に「docomo 5G」ロゴ、下部には「arrows」ロゴと型番「F-51A」が配置されている

こちらはネイビー ブラック。リアカメラパーツの上におサイフケータイマークがあり、NFC Type A/BやFeliCaを利用する際の目印となっている

チタニウム シルバーは会場の光(白熱灯)の加減で若干赤っぽく見えるが、蛍光灯下などでは重みのあるシルバーといった色合いとなる

実際に持ってみると、大きさの割には意外と軽いといった印象を受けた。また確かに薄い。arrowsシリーズと言えば、過去の機種を鑑みた上でミリ波にも対応しているということで発熱が気になるところだが、arrows 5G F-51Aでは熱対策として熱拡散構造(ベイパーチャンバー)を内蔵し、放熱しやすいようになっているという。

背面には上部中央に四角くデザインされたトリプルカメラが搭載され、構成は約4800万画素CMOS/広角レンズと約1630万画素CMOS/超広角カメラ、約800万画素CMOS/望遠カメラで光学3倍に対応する。また新たにAdobe Photoshop Expressモードを搭載し、撮影時にPhotoshopの自動補正を行える機能に対応する。


リアカメラはトリプルカメラを搭載。他社のフラッグシップはさらなるマルチカメラ化を進めているため、若干見劣りするものの、広角・超広角・望遠と基本は抑えられている様子

主な仕様はLPDDR5の8GB内蔵メモリー(RAM)および128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット、4070mAhバッテリー、USB Type-C端子、急速充電(USB PD)、Wi-Fi 6に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.1、ハイレゾ音源、Dolby Atmos、Miracastなど。

その他、arrowsがモバイルFPSで最強のプロeスポーツチーム「REJECT」のスポンサーとなり、ゲーム機能にも力を入れるとのこと。FASTフィンガーランチャーとFAST Appドライブを一緒に使えば、指紋認証と同時にアプリが起動。ワンセグやフルセグ、ワイヤレス充電、3.5mmイヤホンマイク端子も非対応。


arrows 5G F-51Aの左右側面。右側には音量上下キーと電源キーが配置され、左側には何もない

arrows 5G F-51Aの上下側面。上側にはサブマイクが配置され、下側にはnanoSIMカード(4FF)とmicroSDXCカードのカードスロットおよびUSB Type-C端子、外部スピーカー、マイクが配置される


各ソフトウェア情報。OSはAndroid 10がプリインストールされる

arrows 5G F-51Aはarrowsシリーズにおけるフラッグシップモデルとしては2017年12月に発売されたSnapdragon 660搭載の「arrows NX F-01K」以来、最上位のSnapdragon 800シリーズを搭載した高性能なフラッグシップモデルでは2015年12月に発売された「arrows NX F-02H」から4年半ぶりとなる意欲作だろう。

初の5G対応製品ながらミリ波にも対応し、富士通コネクテッドテクノロジーのこれまでの無線技術の粋を尽くした独自のアンテナ設計で、難しいとされるミリ波にも対応する。NTTドコモではSub6では3.7GHz帯のn77(3.6〜3.7GHz)および4.5GHz帯のn79(4.5〜4.6GHz)、ミリ波では28GHz帯のn257(27.4〜27.8GHz)で5Gを展開する。実際にSub6のみに対応する製品とどの程度速度差があるのか早く体験してみたいところだ。


兵庫県にある工場で組み立てが行われて“日本製”となり、Made in Japanがアピールされていた
【docomo arrows 5G F-51Aの主な仕様】
機種名 arrows 5G F-51A
サイズ[高さ×幅×厚さ/?] 約164×76×7.8mm(暫定値)
質量[g](電池含む) 約180g(暫定値)
OS Android 10
ディスプレイ[サイズ、解像度(横×縦)、方式] 約6.7インチ有機EL
Quad HD+(1440×3120ドット)
HDR表示
SoC Snapdragon 865
CPU オクタコアCPU
(2.8GHz×1+2.4GHz×3+1.8GHz×4)
内蔵メモリー(RAM) 8GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ(最大対応容量) microSDXC(1TB)
リアカメラ[有効画素数/F値] トリプルカメラ[約4800万画素CMOS(F1.7、広角レンズ)+約1630万画素CMOS(F2.2、超広角レンズ)+約800万画素CMOS(F2.4、望遠レンズ)+ToFカメラ]
フロントカメラ[有効画素数/F値] 約3200万画素CMOS(F2.0、広角レンズ)
バッテリー容量 4070mAh(内蔵電池)
連続待受時間(静止時)[4G(LTE)] 未定
連続通話時間(LTE)[VoLTE/VoLTE(HD+)/VoLTEビデオコール] 未定
電池持ち時間[5G/4G(LTE)] 未定
充電時間 未定
接続端子 USB Type-C
ワイヤレス充電(Qi)
5G通信速度(受信時/送信時の最大速度) 4.1Gbps/480Mbps
4G(LTE)通信速度(受信時/送信時の最大速度) 1.7Gbps/75Mbps
VoLTE/VoLTE(HD+) ○/○
WORLD WING[対応ネットワ−ク:LTE/3G/GSM] ○/○/○
テザリング同時接続数[Wi-Fi/Bluetooth/USB] 10台/4台/1台
Bluetooth ○(5.1)
防水・防塵 ○/○
ワンセグ/フルセグ −/−
おサイフケータイ[FeliCa/NFC(FeliCa搭載)] −/○
生体認証 ○(指紋)
ハイレゾ
スグ電
SIMカード nanoUIM
本体カラー Navy Black、Titanium Silver
メーカー 富士通コネクテッドテクノロジーズ
記事執筆:S-MAX編集部
写真撮影:2106bpm(つとむびーぴーえむ)

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(引用元:livedoor news)

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