最新グーグルスマホ「Pixel 4 XL」がiFixitによって分解!有機ELパネルはSamsung製ながら90Hz表示に対応…

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Google Pixel 4シリーズの修理のしやすさは?iFixitが4 XLを分解


既報通り、Googleの最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Pixel 4」および「Pixel 4 XL」が10月24日に発売されました。日本では公式Webショップ「Google ストア」およびSoftBankから販売され、価格は87,840円(税込)から。

これを受けて、iFixitは24日(現地時間)、大画面モデルのPixel 4 XLを分解して修理のしやすさはどうなのかといったレポートを公開しています。PixelはAppleのiPhoneとは違っておおよそのスペックは公開されていますが、どういった部品を使っているのかといったところも判明したので紹介したいと思います。

Pixel 4およびPixel 4 XLはSnapdragon 855や6GB内蔵メモリー(RAM)、64または128GB内蔵ストレージ、USB Type-C端子、急速充電(PD2.0)、ワイヤレス充電(Qi)、防水・防塵(IP68)、約1220万画素デュアルピクセルCMOS(広角レンズ)+約1600万画素CMOS(望遠レンズ)のデュアルリアカメラなどのハイエンドスマホです。日本向けモデルはおサイフケータイ(FaliCa)にも対応。

新たにデュアルリアカメラとなったことで光学2倍ズームを含む最大8倍の超解像度ズームに対応するほか、日本では2020年春(予定)以降に利用可能となるジェスチャー操作「Motion Sense」機能に対応するなどしています。また生体認証は指紋から顔に変更され、Motion Senseによって顔認証も他社製品よりも素早く行えるとしています。その他の詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。

・グーグルが最新フラッグシップスマホ「Pixel 4」や「Pixel 4 XL」を10月24日に発売!Google ストアとSoftBankで販売され、すでに予約開始。価格は8万9980円から – S-MAX
・Googleの新フラッグシップスマホ「Pixel 4」と「Pixel 4 XL」を写真と動画で紹介!デュアルカメラと最新のAndroid機能を搭載【レポート】 – S-MAX


Motion Sense機能を実現したSoliレーダー

両機種の主な違いは画面や本体のサイズ、質量、電池容量などで、Pixel 4は約5.7インチFHD+(2280×1080ドット)フレキシブルOLEDおよび2800mAh、Pixel 4 XLが6.3インチQHD+(3440×1440ドット)フレキシブルOLEDおよび3700mAhで、画面はいずれもより滑らかに表示される最大90Hzに対応しています。iFixitの分解で有機ELパネルはサムスンディスプレイ製となっています。

サムスン電子では同社のGalaxyシリーズのスマホに90Hzなどのリフレッシュレートの高い製品はなく、パネルにはSTMicron製の静電容量式タッチスクリーンコントローラーと見られる部品が搭載されており、恐らくこれによって独自に90Hz表示に対応しているとのこと。なお、90Hzによる滑らか表示は画面の明るさや使用するアプリなどによって設定で「スムーズディスプレイ」をオンにしていてもオフになることがあるという。

これまでわかっている範囲では「Googleマップ」や「Pokemon GO」、「WeChat」などのアプリでは適用されないほか、Redditによると開発者向けオプションを用いたログによる検証で輝度75%でオン・オフが切り替わっているとし、Googleでは今後もソフトウエア更新によって細かな仕様を変更するようです。ただし、開発者向けオプションにて「Force 90 Hz refresh rate」をオンにすれば強制的に常時90Hz表示にすることも可能となっています。

その他、iFixitではPixel 4 XLとPixel 3 XLを比べて内部の設計がまったく異なるレイアウトのように見えるとし、特に注目すべき変更点として前面にあるスピーカーの格子の喪失と、指紋センサーがないことが上げられ、Pixel 4 XLのスピーカーはステレオサウンドではありますが、iPhoneのように下側のスピーカーは底面から出るようになっているということです。

またRAMはMicron製LPDDR4Xで、他にPixel Neural Coreチップ専用のRAMが搭載されているとのこと。SK hynix製ストレージ「H28U72301CMR」(64GB)、Titan Mセキュリティーチップは「Pixel H1C2M3」、STMicroelectronics製NFCコントローラー「ST54J」、Maxim製コンパニオンPMIC「MAX77826」、村田製作所製「SS9709025」、Avago製「AFEM-9106」などが使われています。

最後に修理のしやすさとしてはすべてのネジは標準のT3 TorxファスナーでOKで、バッテリーを固定する接着剤は確実ではないものの、その分修理しやすいとしつつ、ディスプレイの修理は引き続き困難であり、完全に修理するには頑固に接着された背面パネルからのアクセスが必要なほか、前面と背面がガラス素材なので割れやすいことから10点中4点と低くなっています。

記事執筆:memn0ck

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(引用元:livedoor news)

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