デルがハイパフォーマンスなWindowsパソコン「XPS 13 2-in-1」を発売!第10世代CoreプロセッサーとUHD+ …

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最新技術でクラムシェルとタブレットの良さを引き出すXPS 13 2-in-1


デルは8月2日、デル史上最小の13インチ2-in-1 PC(パソコン)「XPS 13 2-in-1」(7390)を発表した。2-in-1タイプのPCは、通常のクラムシェル型のノートPCとして使えるほか、ディスプレイを360°回転させてタブレットPCとしても利用できる。

Windows向けのPCは様々なベンダーが製品を出していることから、早い段階からマウスの代わりにタッチパネルでも操作することができた。Windows 8では、正式にOSがジェスチャー操作やマルチタッチなどをサポートし、それに合わせてこれまでになかった8インチサイズでキーボードがない数百グラムのコンパクトなタブレットPCが登場するなど新しい流れを生み出した。

一方で、軽さと薄さを両立するためには電力消費が大きい高性能プロセッサを搭載することは難しいため、低性能なプロセッサ搭載モデルが多かったことから、小型のタブレットPCはWindows PCとしては使い勝手が良くないというイメージが強くなり、市場から姿を消すことになった。

小型タブレットPCの衰退とは別に、高性能プロセッサを搭載した10インチ以上の画面サイズをもつマイクロソフトのタブレットPC「Surface」および「Surface Pro」シリーズがタブレットPCのスタンダードとなった。その後、タブレットPCの発展型として、クラムシェル型ノートPCの画面を回転させてタブレットPCとしても利用できる2-in-1型が登場したのである。

今回は、このタブレットPCとクラムシェル型のノートPCとしても使えるXPS 13 2-in-1について紹介していく。

これまでの2-in-1のPCは、ノートPCの筐体はそのままで画面を360°折り返して使うことから、タブレットPCとして使うには分厚く、重かった。とはいえ、10インチを超える大画面は、細かいタッチ操作を要求するWindowsの要件を満たすには最適なのである。

さて、XPS 13 2-in-1のポイントはどこだろうか。それは、最新のクラムシェル型の良さをそのまま持った2-in-1であることである。

初期の2-in-1は、タッチパネルをもつ画面側の分厚さとベゼルの太さがあり、タブレットしては大ぶりであった。また、PCとしての性能を詰め込むために1.5〜2kg以上あるモデルが多かった。


フレームレスデザインのXPS 13 2-in-1

ここ1〜2年のモバイルPCは、狭額縁化が進み三辺狭額縁で筐体サイズを縮小、もしくは従来の筐体のまま画面サイズを大きくする流れとなった。

また、プロセッサの高性能化と省電力の取り組みによって、軽量ながら長時間のバッテリー使用が可能となっている。こうした流れを取り込んだのが、最新のXPS 13 2-in-1なのである。

さて、デルのXPSブランドはプレミアムPCとして、性能だけではなく外観のデザインや使い勝手を考慮している。XPS 13 2-in-1は、アルミ削り出しのプラチナシルバーの外装に、内側には軽さと硬度が高いグラスファイバー(ホワイトモデル)、カーボンファイバー(ブラックモデル)を採用している。


内側がグラスファイバーのホワイト

内側がカーボンファイバーのブラック

重さ約1.33kg、厚さは13mm(最薄部が7mm)で、通常のクラムシェル型のPCとして持ち運びやすいものである。とはいえ、日本では重さ1kgを切るPCがあることから、軽量化よりは筐体で剛性を持たせる作りになっているようだ。

XPS 13 2-in-1は13.4インチの画面サイズをもち、FHD+(1920×1200ドット)もしくはUHD+(3840×2400ドット)の液晶パネルが選択可能である。縦方向が広い16:10ディスプレイなので、オフィス系のソフトで作業する際も少しだけ表示を増やせるのはありがたい。

この液晶パネルはDCI P3の色域を90%カバーし、高彩度色の色表現が可能である。さらに、500ニットの輝度に対応しており、Dolby VisionのHDRコンテンツ表示に対応する。最近のノートPCはWindows 10のHDRモード(ストリーミング動画など)に対応しているものが多いが、タブレットやテント型など動画視聴に最適な形状に変形する2-in-1タイプとの相性が良い。

プロセッサはインテル第10世代「Core i3-1005G1」、「Core i5-1035G1」、「Core i7-1065G7」を搭載。最上位となるCore i7-1065G7は4コア8スレッド、ベース周波数は1.3GHz、ターボブースト時には3.9GHzで動作する。TDP15Wの低消費電力タイプのプロセッサだが、パフォーマンスの高さが魅力である。

メインメモリは8G/16GB(LPDDR4x)、ストレージはPCIe NVMe x4 SSD 256GB/512GB/1TB。

一方で、ハイパフォーマンスを引き出すためには、プロセッサや熱を持つ高速タイプのSSDの冷却性能が重要である。XPS 13 2-in-1は、メインボードの両サイドにファンを搭載し、左右に熱を効率よく排出する仕組みをとっている。

裏面は吸気や廃棄のための穴がなくフラットだ。穴らしきものは、両サイドとヒンジ部文にあるだけで熱がこもりそうな印象だ。以前のノートPCでは当たり前だった熱をこもらせないための裏面に開けられた吸気口だが、最近は空気の流れをコントロールして、冷やす方向で筐体デザインを作っていると聞く。つまり、エアフローのためのデザインを決めることで、効率よく給気し熱を排気することができるのであろう。

端子類は、左側面にThunderbolt 3端子、microSDカードリーダー、右側面にはイヤホン・マイクコンボジャック、Thunderbolt 3端子がある。拡張製としては高速転送可能なThunderbolt 3が様々な周辺機器との接続に対応するため、高速ストレージや外部ディスプレイも接続可能である。

オプションで4096段階の筆圧検知に対応した「Dell プレミアム アクティブ ペン」が利用できるので、クリエイティブ用途や決済端末や契約用端末としてペンによるサイン記入などの用途にも利用可能だ。

XPS 13 2-in-1の外観を動画で紹介

動画リンク:https://youtu.be/uelPj-Da0Wk

最後にノートPCに使い慣れると2-in-1である必要性を感じることはないのだが、画面だけで操作できるタブレットPCの便利さを知ってしまうと、2-in-1の便利さに気付く。具体的には、ペンを使ったドローイングや手書きメモ、タッチ操作によるWebブラウズや電子書籍、動画視聴などタブレットとの相性が良いものが多いが、外付けのキーボードやカバー型のキーボードは、打鍵感や膝上での安定感が悪いなど、ノートPCとしての運用ではマイナス面もあるため、クラムシェル型のPCは別に所有しているユーザーも多いかと思う。

XPS 13 2-in-1は薄型のクラムシェル型であるため、当然タブレットとしても薄くて持ちやすい。クラムシェル型のノートPCだが、タブレットにもなるというコストパフォーマンスが高い製品だと言える。

記事執筆:mi2_303


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(引用元:livedoor news)

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