STU48も登場した発表会を写真と動画で紹介!劇場の迫力サウンドとVR映像が同期する「映画館でVR!」を7…

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アイドルグープ「STU48」がVR映画を先行体験!


バイオ(VAIO)および東映、クラフターは26日、東京・新宿バルト9にて「VRCC事業概要・コンテンツ発表会」を開催し、映画館で楽しめるVR体験の詳細や「おそ松さん VR」などの3コンテンツが視聴できる先行体験上映を2018年7月2日(月)より開始すると発表した。

昨年12月に3社の共同事業としてVRCC(VR Cinema Consortium)を発表していたが、いよいよ専用のVR用のHMD(Head Mounted Display)と劇場の音響設備を使用して運用を開始することになった。

VAIOはワイヤレスで多人数が同時視聴できるVR環境の構築、およびソリューション全体の販売、保守、ソフトウェアのライセンスを行う。一方で東映は、シネコンへのコンテンツ配給、同社のIP(知的財産)を使用したVRコンテンツの調達などを行う。

そして博報堂グループの映像コンサルティング会社として設立されたクラフターが3DCGアニメーション制作をするほか、東映同様にVRコンテンツの調達および自主制作の幹事も担うという。

今回はVRCCの特徴および、アイドルグループ「STU48」によるVR映画の先行体験について紹介していく。

まずはじめに「なぜ、映画館でVRなのか?」なのだが、迫力の大画面と音響設備をもつ映画館という特別な場所に、新しいエンターテインメント体験を追加して足を運んで貰うという狙いがあるという。

というのも、3Dスクリーンは鈍化しているが、動く椅子や風などの演出がある体験型の4Dや大画面3DのIMAXなどの、これまでにない体験価値が楽しめるスクリーンが伸びているのだという。

こうした需要が高まる「体験型」シアターに新たにVR体験もできる「VR映画館」で、そのニーズをさらに掘り起こしていく。

使用するHMDはPico製のものをVAIOがカスタマイズしている。多人数での同時視聴やコンテンツ保護、そして運用などだ。

劇場導入に当たっては、既存の音響設備はそのままに、HMDと無線アンテナとサーバーを設置するだけであるという。また、VR視聴の特性上、上映時間も短いことから、空いている時間での運用なども考えられる。

HMDの解像度は2880×1600ドット、90Hzの表示をサポートする。実際に視聴してみたところ、ややドット感はあるものの滑らかな動きのVR体験をすることができた。

このHMDの特徴は上下左右の向きだけではなく、前後と回転をサポートした6DoFであることである。

一般的な3DoF(3 Degrees of Freedom)のVRコンテンツでは、頭を前後に動かしても映像との距離は変わらず、動きに追従するのだが、6DoF対応コンテンツであれば、映像の中に入り込むことができるため、例えば映像の中では後ろ姿の登場人物に対して前のめりになることで横顔を見ることも可能なのである。

このように通常の映画やVR映像では体験できない“自分だけの視聴方”が楽しめるがVR映画の醍醐味である。


6DOFは回り込んで見られることを説明するVAIO 執行役員副社長の赤羽良介氏

こうしたHMDの特性に合わせて映画館でVR体験をするメリットとして、同時視聴による共感がある。VR映画の視聴にはヘッドホンやイヤホンは使用せず、劇場施設の立体音響(5.1chサラウンドなど)を使用するため、迫力のある音で映像を楽しむことができる。

これによって、楽しいシーンでは観客の笑い声や、怖いシーンでは悲鳴などが聞こえるため、迫力の劇場の音響とともに観客の声で感情が揺さぶられる体験ができるというわけである。

ゲストとして登壇したSTU48の石田みなみさん、今村美月さん、田中皓子さん、土路生優里さん、薮下楓さんは、3DCGによる短編アニメーション「夏をやりなおす」を体験した。

序盤では360°の空間に描かれた世界の中を楽しんでいるようだったが、ストーリーが進むにつれ迫力の映像に悲鳴を上げる一幕もあった。これらの模様は以下の動画でもご覧いただきたい。

動画リンク:https://youtu.be/2EobzmGgoNQ

VR映画体験後、田中さんは「自分が想像していた以上に、リアルな世界にいるような感覚」、石田さんは「一緒に落ちるシーンは普通の映画だったら横を見てシャットダウンできるんですけど、VRは360°だから横を向いても世界感から逃れられなくて、怖かったんですけど面白かったです」と話した。

映画館ならではの体験について、今村さんは「誰かが悲鳴をあげたら、それでさらに臨場感が増して怖くなる」とみんなで一緒に体験することでより体験が深まっていたようだった。

VR映画について薮下さんは「映画好きの方はもちろんそうなんですけど、小説が好きな方や、あまり映画を観たことがない方でも、VRなら自分が主人公になったように感じてワクワクするので皆さんに見て欲しいです」とアピール。

田中さんは「ファッションショーの映画で自分がランウェイを歩いているという世界感入れたらいいなと思うので、そういう映画を観てみたいなと思います」とVR映画で自分の好きな世界を体験してみたいとコメントした。

7月2日より約1か月間上映される「映画館でVR!」は、新宿バルト9 シアター7で上映される。チケット料金は1,500円で上映時間は約30分。

上映タイトルは「evangelion:Another Impact(VR)」、「おそ松さん VR」、「夏をやりなおす」の短編アニメーションVR映画3本。自分だけの視点で楽しむことができるほか、視点を変えて新たな発見もできそうなので複数回観るのも良さそうである。

記事執筆:mi2_303

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・日本初のエンターテインメント「映画館でVR!」 2018年7月先行体験上映開始 VAIO・東映・クラフターの共同事業 – VAIO(PDF)
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(引用元:livedoor news)

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