AIとLEICAトリプルカメラで最新フラッグシップスマホ「HUAWEI P20 Pro」はどう変わった?!ファーウェイ…

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トリプルカメラでファーウェイスマホ「HUAWEI P20 Pro」のカメラ機能はどこが進化した?


華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)が報道関係者向けに6月下旬発売予定のNTTドコモ向けスマートフォン(スマホ)「HUAWEI P20 Pro HW-01K」の説明会を5月24日に開催した。

海外では今年4月より販売されている最新フラッグシップスマホ「HUAWEI P20 Pro」(以下、P20 Pro)のNTTドコモ版で、日本ではNTTドコモのみの専売となる。今回は、説明会のスライドをもとに革新的なライカ トリプルカメラを搭載するP20 Proのカメラ機能を中心に新機能を紹介していく。

なお、NTTドコモでの価格(税込)は機種代金が103,680円、新規契約および機種変更なら実質57,024円(2,376円×24回)、他社からの乗り換え(MNP)なら実質22,680円(945円×24回)で購入可能だ。現在、公式Webストア「ドコモオンラインショップ」」や全国のドコモショップおよびドコモ製品取り扱い店舗、家電量販店などで予約受付中である。

P20 Proのトリプルカメラは、レンズのF値が1.6の約2000万画素モノクロイメージセンサーのカメラとレンズF値1.8の約4000万画素カラー(RGB)イメージセンサーのメインカメラ、さらに望遠用のレンズF値2.4の約800万画素カラーイメージセンサーのカメラで構成されている。その他、近距離測距用のレーザーオートフォーカス、そしてLEDフラッシュとホワイトバランス用の色温度センサーを搭載する。

これまでにない高画素な約4000万画素イメージセンサーは、ハイエンドコンパクトデジカメに使用されている1/1.7インチサイズの大型なもの。これは日本では現時点で未発表のベースモデル「HUAWEI P20」に搭載する1/2.3インチのイメージセンサーよりも大きいだけではなく、カメラ機能を得意とする他社製スマホよりも大きい。

単純にイメージセンサーが大きいこととコントラストの高い画質を得られるモノクロセンサーを組み合わせて画像処理によって静止画ではISO102400という高い受光感度を実現しているのが特徴だ。

では、そのISO102400のローライト性能はどれだけ凄いのだろうか。比較スライドでは、他社製スマホでは暗すぎて何が写っているのか分からないシーンでも明るく写すことが可能であることが紹介されていた。

オートフォーカスは像面位相差およびレーザー、コントラスト、深度センサーを使った4-in-1のハイブリッド・フォーカス・システムに引き続き対応。明るい・暗い、そして遠い・近い、動く被写体など、さまざまな状況下でもそれぞれの仕組みが得意とするフォーカスシステムを組み合わせることで正確で素早いピント合わせを行う。さらに色温度センサーによって安定したホワイトバランスとピクセルレベルの正確な色を再現するという。

このように仕組みは同じではあるが、オートフォーカスはさらに進化しており、一眼カメラなどでお馴染みの被写体の動きを予測する「4D 予測フォーカス」を搭載。昨年発売された前機種の「HUAWEI P10」(以下、P10)でも被写体を追い続けるオブジェクトトラッキング機能が搭載されていたが、被写体との距離によっては見失うことが多かった。

またこの機能自体をメニューから呼び出す必要があったため、通常は被写体に追従しない中央固定もしくはタッチフォーカス利用が多かったのではないだろうか。一方で、P20 Proの4D 予測フォーカス一は前述した一眼カメラのように被写体を面で捉えて前後の動きにも追従する。

説明スライドでは風によって前後左右に揺れる花をP20 Proと最新のオートフォーカス機能を搭載した「Galaxy S9+」(サムスン電子製)で比較を行い、花にピントが合い続けるP20 Proの4D 予測フォーカス性能を紹介していた。

さらにP20 Proのトリプルカメラの特徴と言えば、望遠撮影を可能としたズーム機能だ。35mm判換算80mm相当の3倍ズームと、中望遠レンズに相当する5倍ハイブリッドズームと、画質劣化はあるものの望遠撮影を可能とした10倍デジタルズームに対応する。望遠撮影が可能となったことで、これまで以上に撮影の幅が広がったと言うわけだ。

特に5倍のハイブリッドズームは高画質を維持しているため、他社のデジタルズームと明らかに画質が異なり、3倍の光学ズーム相当と同じような感覚で使える。作例のような動物園のように離れた被写体を大きく撮影する際に最適である。

10倍ズームともなると拡大している感が強くなってしまうが、ズームレンズを活用することで他社よりも情報量が多く実用性が高い。

昨冬に発売された同社のプレミアムスマホ「HUAWEI Mate 10 Pro」(以下、Mate 10 Pro)から搭載されたAIによる被写体・シーン認識はさらに進化し、ライカのカラークオリティーでドラマチックなシーンを再現する。

Mate 10 Proでは認識した被写体を小さなアイコンで表示するのみだったが、P20 Proでは認識した被写体をアイコンとテキストで表示し、AIによるアシストが入ったことをわかりやすくしている。


AIはシーン認識以外に水平補正や画角補正のアドバイスも行う。撮影時に極力失敗写真を少なくしようという試みだ。

進化したカメラ機能はまだまだある。撮影のアシストとして重要な手ブレ補正は、EIS(デジタルイメージ補正)とOIS(光学イメージ補正)に加え、AIを利用した「HUAWEI AIS」(AIイメージ補正)によって強力な手ブレ補正を行う。特に夜景撮影では機械学習によるマルチ・フレーム手ブレ補正によって、スローシャッターでも手ブレしない安定した撮影が可能だ。

またフルHD(1920×1080ドット) /30Pの動画撮影ではHUAWEI AISによる強力な手ブレ補正が動作する。歩きながらの撮影でも映像が暴れない滑らかなら撮影を実現した。

フロントカメラは約2400万画素と高画素となった。セルフィー機能はAIによってより美しい仕上げを可能としている。肌色やフェイスラインなどを3Dで認識し、自然で健康的な肌色となるよう調整可能だ。

撮影した写真はギャラリーアプリで、撮影シーンや認識した被写体で自動分類される。撮影時間が異なっても、人物や食べ物などを一覧で見ることができるので便利だ。また、撮影したシーンをストーリーとしてまとめてくれる機能は、撮った写真を振り返るきっかけとなるユニークな機能だ。

P10まではライカクオリティーの写真と、ダブルレンズカメラによるワイドアパーチャ機能がメインであったが、他社も同等の機能を搭載することでその強みは薄れてきている。P20 ProはAIによるシーン認識と撮影アシストで、美しい色再現やスマホが苦手としていた高画質の望遠撮影、さらに高速オートフォーカス、強力な手ブレ補正などを実現することでカメラとしての完成度を高めている。

なお、4K(3840×2160ドット)動画撮影は30Pまでで、手ブレ補正は作動しない。さらに撮影時間は最長10分までに制限されている。この点についてはP10の場合は4K 30P撮影時の撮影制限はなかったので、この部分は退化してしまっていると言える。

一方で、動画形式がH.264と容量を節約できるH.265が選べるようになった。パソコン(PC)を使って動画編集を行うのであればH.264、P20 Pro内にデータをストックするならH.265で撮影すると良いだろう。スマホのカメラ機能では一歩先を行った感があるP20 Proがいよいよ6月下旬に日本でも発売されるということで非常に楽しみだ。

記事執筆:mi2_303

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(引用元:livedoor news)

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