NTTドコモの「2018夏モデル」のデュアル&トリプルカメラは何が違う?Xperia XZ2 PremiumやGalaxy S9+、…

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多眼カメラは各機種で組み合わせが違う!?docomoの2018年夏モデルの特徴をまとめ


既報通り、NTTドコモは16日、今夏に発売する「2018年夏モデル」として新たに全11機種のスマートフォン(スマホ)とタブレットを発表した。すでに発売日が最も早い「Galaxy S9 SC-02K」と「Galaxy S9+ SC-03K」は販売開始されており、法人向け「TOUGHBOOK P-01K」とタブレット「dtab Compact d-02K」以外の9機種についても公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約受付を実施している。

新しく発表された11機種のうち、およそ半分にあたる5機種が背面のリアカメラにデュアルもしくはトリプルカメラといった多眼カメラを搭載している。すでに標準仕様に近くなってきた多眼カメラだが、実はメーカーや機種によってカメラのセンサーやレンズの構成が異なり、できることが機種によって違うのだ。

そこで今回は、NTTドコモの2018年夏モデルにおけるデュアルもしくはトリプルカメラの性能の違いに迫ってみる。

今回の新機種における多眼カメラは以下の5機種だ。

【デュアルカメラ搭載モデル】
・Xperia XZ2 Premium SO-04K(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)
・Galaxy S9+ SC-03K(サムスン電子製)
・AQUOS R2 SH-03K(シャープ製)
・dtab Compact d-02K(Huawei Technologies製)

【トリプルカメラ搭載モデル】
・HUAWEI P20 Pro HW-01K(Huawei Technologies製)

それぞれ前面カメラも搭載するが、今回は背面カメラについて解説する。

●Xperia XZ2 Premium SO-04K(今夏発売予定)

・カラーセンサーカメラ
Motion Eye Dualカメラ
裏面照射積層型CMOS 約1920万画素(F値1.8)
・モノクロセンサーカメラ
裏面照射積層型CMOS 約1220万画素(F値1.6)

Xperia XZ2 Premium SO-04Kは「Xperia」シリーズでは初のデュアルカメラ搭載機種となり、カラーセンサーのカメラとモノクロセンサーのカメラを組み合わせることで、肉眼では見えないような暗所の撮影でも明るく撮影ができる。

静止画撮影時の最高ISOが51200、動画撮影時の最高ISOが12800と超高感度の撮影が可能。さらに、ソニー独自の画像融合処理プロセッサー「AUBE(オーブ)」を搭載し、2つのカメラで捉えたデータをリアルタイムで融合させ、鮮明な画像を生成する。

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●Galaxy S9+ SC-03K(5月18日発売予定)

・広角カメラ
裏面照射型CMOS 約1220万画素(F値1.5⇔2.4 自動切替)
・望遠カメラ
裏面照射型CMOS 約1220万画素(F値2.4)

Galaxy S9+ SC-03Kのカメラは、広角カメラと望遠(ズーム)カメラの組み合わせになっている。望遠カメラと光学手ブレ補正によってデジタルズームとは異なり、画像の劣化がなく光学2倍相当のズームが利用可能だ。

さらにメインとなる広角カメラは、撮影シーンに合わせて自動でF値(絞り)を切り替える機能を搭載した。これは背面がシングルカメラの姉妹機「Galaxy S9」も同じだ。

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●AQUOS R2 SH-03K(6月上旬発売予定)

・標準カメラ
裏面照射積層型CMOS 約2260万画素(F値1.9)
・動画専用カメラ
裏面照射積層型CMOS 約1630万画素(F値2.4)

AQUOS R2 SH-03Kのカメラは、標準カメラに加え、動画撮影用のカメラを搭載している。シングルカメラで静止画と動画を撮影する際には、それぞれに適した画角が異なるなど、不便な点があるがそれらを解消している。

動画撮影のニーズに応えるべく、動画撮影用カメラには画角が約135°の超広角レンズを搭載し、ピントが安定して撮影できる「ディープフォーカス」を組み合わせた動画撮影のために設計されたカメラだという。

さらに動画撮影中にもうひとつの標準カメラでベストショットを切り出すように撮影できるのも特徴だ。静止画はもちろん、動画撮影もふんだんに楽しみたい人にはおすすめしたい機種だ。

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●dtab Compact d-02K(今夏発売予定)

・通常のカラーセンサーカメラ
裏面照射型CMOS 約1300万画素(F値2.2)
・撮影するためではなく距離を測るためのカメラ
裏面照射型CMOS 約200万画素(F値2.4)

dtab Compact d-02Kのカメラはメインカメラが標準カメラで、サブカメラと組み合わせることで、背景をぼかした撮影などができる。撮影した後に、焦点やぼかしの度合いを調整することも可能。

8インチサイズで防水性能にも対応した今回のdtabは、外出時に持ち出しやすい仕様ということもあり、カメラの性能も強化されたようだ。

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●HUAWEI P20 Pro HW-01K(6月下旬発売予定)

・光学ズームカメラ
裏面照射型CMOS 約800万画素(F値2.4)
・カラーセンサーカメラ
裏面照射型CMOS 約4000万画素(F値1.8)
・モノクロセンサーカメラ
裏面照射型CMOS 約2000万画素(F値1.6)

HUAWEI P20 Pro HW-01Kは唯一、トリプルカメラを搭載している。これにより、ズーム、カラー、モノクロの組み合わせで、ズームカメラはGalaxy S9+のように、ズーム撮影した際の画像劣化を抑える。

またカラーとモノクロセンサーの組み合わせは、Xperia XZ2 Premiumのように暗所撮影に効果を発揮する。そのため、静止画で最大ISOが102400、動画撮影で最大ISOが6400と、超高感度撮影が可能になっている。

さらにAIによる独自の手ぶれ補正機能「HUAWEI AIS」を導入し、夜景などでも三脚を使わなくても手ブレせずに綺麗に撮影できるようになっている。

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記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)

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(引用元:livedoor news)

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