スタートアップのピッチやスペシャルゲストが登壇!「NTT DOCOMO VENTURES DAY 2021」

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NTTドコモ・ベンチャーズは2021年3月9日、「Adapt To The Future」をテーマに、「NTT DOCOMO VENTURES DAY 2021」を開催した。2020年は人々のライフスタイルに大きな変化が起こった。予測不能な変化の中で、受け身でいるのではなく自ら変化に適応できるかが問われている。本イベントでは、次代の先駆者であるスタートアップのピッチやスペシャルゲストを招いてのセッションをオンラインでおこなった。

■今年はオンラインで開催
新型コロナウイルス感染症の影響により、今年のイベントはオンラインで開催された。
NTTドコモ・ベンチャーズ代表取締役社長 稲川尚之氏による基調講演では、「Adapt To The Future – 新しい日常、その先へ」と題して、コロナ禍による全く予想できなかった変化が一気に押し寄せた 2020年を振り返りながら、新しい日常とイノベーションについて語った。

ベンチャー投資や支援の活動紹介および新たな投資先の発表も行われ、俳優・国際短編映画祭代表の別所哲也氏をゲストに招いた「思考と行動の狭間」をテーマにしたセッションも行われた。

さらに「スタートアップ変革最前線」として株式会社スペースマーケット 代表取締役社長の重松大輔氏、株式会社RevComm 代表取締役の會田武史氏、シニフィアン株式会社 共同代表の朝倉祐介氏による対談、次代の主役となるスタートアップピッチも行われた。

なお、イベントの様子は「NTT DOCOMO VENTURES DAY 2021」の公式サイトにて視聴できる。

■メディア向けに3社のブースを展示
収録が行われたリアル会場では、メディア向けに出展企業3社のブースが用意され、デモンストレーションが実施された。

○音声解析 AI 電話「MiiTel」

AI × Voice × Cloud のソフトウェア、データベースを開発している株式会社RevCommのブースでは、音声解析 AI 電話「MiiTel」とオンライン商談ツール「MiiTel Live」のデモを見ることができた。

「MiiTel Live」では、ソフトフォンを使い、営業支援、発話内容をデータ化・解析し、電話応対を見える化することで、電話対応品質の向上と教育コストを削減することができる。

電話営業、コールセンターでは担当者がどのように対応しているのかわからない属人的な状態で、担当者毎にパフォーマンスが異なる理由もわからない、ブラックボックス問題が課題として存在している。これを人工知能で解決できる誰が何を話しているかを可視化するソリューションだ。

ソフトフォン等から電話の発信が可能で、会話の内容を録音、電話後にタグの設定が可能だ。タグの集計結果、全ての会話の内容を自動でテキスト化しWeb画面上で様々な情報を簡単に確認できる。
分析できる内容は、営業で重要な話速、会話の比率、ラリーの回数、キーワード検出など多岐にわたり、営業情報の分析、電話営業等の教育データとしても活用できる事をデモした。

・株式会社RevComm(https://www.revcomm.co.jp/)

○製造業向け自動予知保全(PDM)ソリューション

Senseye Ltd.は、機械学習を活用した製造業向けの自動予知保全ソリューションを展開している企業だ。ブースでは、産業機械に取り付けた各種センサーから取得したデータを分析し、機器の故障時機や耐用年数の予想が可能になるソリューションを展示していた。

機械に依存せず様々な設備の予知保全が可能で、拡張性が高く、ROIも保証する。導入後に予知保全ができなかった場合は、保証会社から料金も返されるくらい製品に対して自信を持っている。

機器のデータや、設置したセンサーからの様々なデータ取得し機械学習により分析した結果を可視化する。データの表示にはソフトウェアのインストールなどは不要で、Webベースでデータをわかりやすく可視化可能で、集めたデータから故障時期などを機械学習で予想する。

モーターのトルクや振動のデータを分析し、トルクが上昇し、振動も増えている場合は、警告が出るなど、予知保全に役立つ情報がWeb画面上にわかりやすく表示されることもデモした。

・Senseye Ltd.(https://www.senseye.io/ja/)

○製造業向けエッジ領域データ分析プラットフォーム

Crosser Technologies ABは、製造業向けエッジ領域データ分析プラットフォームを提供している。具体的には、産業機械のデータをリアルタイムに収集、分析し、そのデータを様々な分野で活用できるようにする。

製造業のデータ化やスマートファクトリー化が必要になっているが、様々なデータがあるものの、データをどのように活用するかが問題になっている。

Crosserはこの問題を解決するソリューションを提供しており、エッジIoTでデータを処理し、クラウドにデータを送ることが可能だ。導入が簡単に可能で、設定も簡単で、シンプルだが、スケールもしやすい柔軟な設計が特徴になっている。

産業機器から収集したデータをエッジで処理し、様々なサービスに処理したデータを送ることが可能なので、工場のデータをリアルタイムに活用できるようになる。
通常、このような設定をするには高度なプログラミングスキルが必要だが、モジュールを繋いでいくだけの簡単な操作で設定可能なプログラミング不要で活用できる事も特徴になっている事をデモした。

・Crosser Technologies AB(https://crosser.io/)
テクニカルライター 上倉 賢

■NTT DOCOMO VENTURES DAY 2021

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(引用元:livedoor news)

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