ドワンゴは、同社が運営する動画サービス「niconico」の「ニコニコチャンネル」において、月額会員数が100万人に到達したと発表した。
■サービス開始から11年で会員数100万突破
2008年3月にサービスを開始した「ニコニコチャンネル」は、企業・団体・一般ユーザーが動画や生放送、記事コンテンツを配信できるプラットフォーム。専門知識が不要でチャンネルを開設することができ、有料チャンネルでは収益を得ることが可能だ。
2019年3月期に月額会員数が過去最高の30万人増を記録し、ユーザー課金額とともに前年比5倍の成長率となった。そして、今年2月に月額会員数90万人を突破して以降、3か月で10万人の新規入会を得て、4月25日時点で100万人に達した。
プレミアム会員が減少するいっぽうで有料チャンネル会員が増えていくことでプレ垢に依存しない運営体制を確立できるかに注目が集まっていた。今回の100万人突破で、ニコニコがどのように進むべきかのひとつの方向が見えてきたといえるだろう。
月額会員数の上位100チャンネルは以下の通り。チャンネル会員により、食えるか食えないかが顕著になってきている。
■上位100チャンネルの平均収益額は実に1億円以上!
「ニコニコチャンネル」の月額会員数拡大に伴い、チャンネル運営者が受け取っている収益も増加していると同社。2019年5月時点で、累計売上額上位100チャンネルの運営者の平均収益額は1億円以上にのぼり、上位5チャンネルの平均収益額は4億円を突破している。
特に近年、ファンコミュニティサービスの需要が高まる中、「ニコニコチャンネル」は独自のサブスクリプション型“ファンコミュニティプラットフォーム”として、幅広いジャンルのチャンネル運営者に活用され、拡大し続けているという。
■今後も機能追加や改善を随時行う
「ニコニコチャンネル」では、会員ユーザーおよびチャンネル運営者がより快適にサービスを利用することができるよう、機能追加や改善を随時行っている。
直近では、ニコニコのトップページに当日の「おすすめチャンネル」を表示する機能を2019年5月22日に実装したほか、6月3日にはチャンネル生放送でのギフト機能の利用が可能になり、コミュニティの活性と収益性の向上が見込まれる。また、運営者向けに各チャンネルページの来訪者動向を定量的に把握できるマーケティングデータを提供予定だ。これにより、コンテンツ戦略を立てやすくするなど、チャンネル運営のサポートも強化していく。
■ニコニコチャンネルの主な機能追加予定
・チャンネル生放送にギフト機能を追加
・チャンネル生放送にニコニコ新市場※2を追加
※1:視聴者が番組にアイテムを贈ることで番組を盛り上げ、配信者を支援できる機能
※2:生放送で利用できるゲーム・ツール・商品などを動画プレーヤー下部に貼り付けることができるサービス
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(引用元:livedoor news)