シンガポールの不動産ビジネスで数々の成功を収めた起業家が「FXTFグループ」のM&Aを実施

20

数々の名誉ある賞を受賞しているシンガポールの起業家エリック・チェン(Mr. Eric Cheng、以下、エリック)が、「FXTF HOLDINGS PTE. LTD.」およびグループ会社である「ビットトレード株式会社」のM&Aを実施したことにより、支配株主となり、実質的な経営権を取得した。

FXTFグループの新たな支配株主となるエリックは、これまで起業家として輝かしい実績を残しており、それに裏付けられた資金力を有している。今回の経営権の取得を機にFXTFグループへの出資を行っていく方針であり、経営の安定性を高めることが可能となったとのこと。

また、エリックは、これまで培ってきたシンガポール・香港、その他アジア諸国のフィンテック起業家との広範なネットワークを活かしたビジネス面での幅広いサポートを行い、グループ一体で取り組んでいるフィンテック事業の成長を、これまで以上に加速させていく。

今後、これまで培ってきたリスク管理や顧客管理などのノウハウを最大限に活かし、法定通貨・仮想通貨の“二刀流”でクオリティーの高いオンライン取引サービスをワンストップで提供するべく努めていくとのこと。また、グループ全体のリスク資本を拡充するため、年内にグループ全体で総額3億円相当の資本増強策を実施予定だ。

創業10年を迎えたFXTFグループは、新たな成長フェーズに差しかかり、次の10年に向け、より一層フィンテック事業を推進して行く方針だ。

■エリック・チェン(Mr. Eric Cheng)のコメント
シンガポールでの投資事業、不動産開発事業に加えて、海外での事業強化そしてキャリア強化につながる事業を模索し、フィンテック分野における投資についての研究を重ねてまいりました。

我々の経験豊富な投資チームは、綿密な市場調査と分析を通じて収益性の高い投資案件を発掘しており、今回もその一環での買収であると言えます。

これまでの仮想通貨事業の歴史及び今後の成長、また、日本における仮想通貨ライセンスの規制の状況を鑑みると、仮想通貨取引市場の更なる発展が見込まれております。

仮想通貨取引市場の発展はまだまだ初期段階にありますが、高いポテンシャルを持っていると考えており、今回日本での投資を決意しました。これにより、我々が次なるマーケットリーダーとなり、世界水準の取引プラットフォームで、未来をリードすることを確信しています。

■経緯と背景
FXTFグループは、FX業界及び仮想通貨業界を取り巻く環境が大きく変化する中で、顧客がより安心して取引できる環境を提供するため、相場急変やサイバー攻撃をはじめ不測の事態の発生を想定して、リスク管理の高度化に重点を置いた内部管理体制の整備を進めている。

一方、新規事業にも前向きに取り組んでおり、昨年9月に関連会社ビットトレードの仮想通貨交換事業者登録を機に、急成長するフィンテック領域を中心に新規事業への取り組みを強化している。

このような状況の下、FXTFグループが今後、FX事業と仮想通貨事業のシナジー効果を発揮して一層の飛躍を実現するためには、グループ全体のリスク許容度を高めていくことが非常に重要だ。市場リスク管理の高度化、サイバーセキュリティーの強化に重点的に取り組むべく今回の経営判断に至ったとのことだ。

■買収後の事業戦略
下記の内容について事業改善および強化を行っていく。

・日本事業のオペレーション強化をはかりビジネスの拡大を行い、雇用機会を創出する
・資本増強を行い、既存事業を強化し世界での認知度をあげるためのブランディングを行う
・付加価値とユニークな顧客体験提供を行い世界水準の取引プラットフォームを構築する
・法令、ガイドライン等の遵守及びリスク管理態勢の強化を行う。

20 コメント

Comments are closed.