次期iOSではiPhoneの旧機種で電池劣化時に性能を落とさないようにできる機能が追加へ! |
現時点で最新のiOS 11.2以降にした場合に「iPhone 6」シリーズから「iPhone 7」シリーズまでの旧機種でバッテリーが劣化している場合、高負荷がかかる状態における性能を自動的に低下させている問題で、今後、AppleではiOSのアップデートによって無効にできる機能を提供する予定であることを明らかにしました。
ABC Newsは17日(現地時間)、同社CEOのTim Cook(ティム・クック)氏へのインタビューを公開し、その中で同氏がこのバッテリー問題について質問され、2月に提供予定のiOSの次期開発者向けベータ版において性能低下機能をオフにできる機能を導入すると回答しています。
従来通りのスケジュールであれば、一般ユーザー向けの正式版は3月頃に配信されると見られ、同社ではすでに問題に対して保証外の場合にバッテリー交換費用を割り引く施策を行なっていますが、さらに問題を沈静化させるべく、無効化機能を追加するようです。
旧製品のiPhoneシリーズでバッテリー劣化時に性能を下げている問題は、欧米などでは集団訴訟も起こされ、大きな問題となりましたが、これに対してAppleは素早く公式に謝罪と説明を行い、対応措置として電池交換費用を割り引く施策を実施しています。
日本では電池交換費用は通常8,800円から3,200円となっており、バッテリー劣化状態が交換を推奨する時期となっていなくても希望する場合にはすべて割引価格で交換できるようになっています。なお、保証対象内の場合には電池交換費用は無料。
対象機種は最新のiOS 11.2以降であれば、iPhone 6シリーズ以降のiPhone 6やiPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plusの7機種。なお、iPhoneシリーズ以外のiPadシリーズやiPod touchシリーズを含めた他のApple製品にはこの性能低下機能は実施していないとのこと。
またAppleが公開した説明では、今後、iOSにおいて機能の透明性を高めるほか、バッテリーの劣化状態を確認できる機能を搭載することが予告されていましたが、今回、新たにバッテリー劣化時に性能を低下させる機能自体をオフにできるようにすることが判明しました。
ただし、Appleではバッテリー劣化時に性能を低下させる機能が予期しない強制終了を防ぐために導入したと説明していることから、オフにした場合にはそういった強制終了が起こる可能性があり、場合によっては強制終了した後に起動しないなどの問題も考えられます。
そのため、特に現時点で動作が急激に遅くなって使いにくくなったというように感じないのであれば、また感じた場合にも電池交換で済むならば、性能低下機能をオフにする必要はないと思われますし、ユーザーはオンにするべきかオンにするべきか慎重に対応をする必要がありそうです。
iPhoneのバッテリーとパフォーマンスについて – Apple(日本)
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・'We want to help America,' Apple CEO Tim Cook says of moving foreign money back to US – ABC News
・iPhone 6s Teardown – iFixit
(引用元:livedoor news)
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