au通信障害(7月2〜4日)に対してMVNOのIIJmioでも独自に返金(補償)を実施! |
インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は29日、同社が移動体通信事業者(MNO)から回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している個人向け携帯電話サービス「IIJmio」( https://www.iijmio.jp )におけるタイプA(au回線)の声通話機能付きSIMを契約している人に対して独自のお詫び金を支払うとお知らせしています。
同社では2022年7月2〜4日にかけて発生したau通信障害においてIIJmioのタイプAの利用者も影響を受けたものの、KDDIでは7月29日(金)に開催した「通信障害に関する説明および2023年3月期第1四半期決算会見」にてMVNOについては補償(返金)の対象外となるとされていました。
これに対し、IIJではIIJmioのタイプAの利用者に迷惑をかけたことを踏まえて音声通話機能付きSIMを契約している人に独自のお詫び金を支払うことにしたということです。お詫び金はKDDIと同様に回線ごとに200円(税抜)で、2022年8月の利用料金より控除し、利用者による手続きは不要とのこと。
対象者は「IIJmioモバイルサービス(ギガプラン) 」および「IIJmioモバイルサービス」のタイプAの音声通話機能付きSIM、「IIJmio モバイルプラスサービス」の音声通話機能付きSIMとなっており、対象の契約者には後日メールにて連絡するとしています。不明点などがある場合は「IIJサポートセンター」( https://www.iijmio.jp/contact.html )に問い合わせるように案内しています。
7月2〜4日に発生したau通信障害はKDDIおよび沖縄セルラー電話の通信設備である全国の中継網内におけるVoLTE交換機で輻輳が生じたことによって携帯電話サービス「au」や「UQ mobile」、「povo」などだけでなく、au回線を利用するMVNOなどでも音声通話およびSMS送受信、データ通信が利用しづらくなっていた上に障害時間も2022年7月2日(土) 01時35分頃から2022年7月4日(月)15時00分と長くなってしましました。
またau回線を利用している物流関連で宅配状況更新やドライバーとの連絡ができなくなったり、交通関連で一部の空港でスタッフ用の無線機使用できなくなり、自動車関連で「つながる車」向けのサービスが一部利用ができず、気象関連も観測データ収集が一部不可となり、さらに銀行関連は店舗外の一部ATMが利用不可となるなどの社会的な混乱も起きました。
最終的に7月29日にKDDIが発表した内容では影響時間が61時間25分、影響エリアが全国、影響数が音声(VoLTE)で約2278万人、データ通信のみで765万人以上となり、法人向けにも影響が出たことによって生活インフラを含むさまざまな業種に影響があったとし、改めて謝罪と今後の再発防止策の発表を行いました。
またKDDIでは約款返金(対象は271万人)に加え、auやUQ mobileの音声通話(マモリーノやウォッチナンバー、ホームプラス電話などを含む)を利用している人に対してお詫び金200円(税抜)を返金すると発表しました。なお、povo2.0は基本使用料が0円であるため、返金に替えてデータトッピング1GB(3日間)の進呈となっています。
一方、KDDIではMVNOの利用者に対しては自社の直接の顧客ではないため、返金の対象外だと発表していましたが、これに対してIIJでは独自にIIJmioのタイプAの音声通話機能付きSIMを契約している人に対してKDDIと同じお詫び金200円(税抜)を返金すると案内しました。恐らく今後、他のMVNOでも追随するのではないかと思われます。
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(引用元:livedoor news)