CEATEC 2019:アウトドアや災害時の備えの強い味方!STAYERの懐中電灯機能搭載の海水電池を利用した「マ…

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必要なのは塩と水!これでモバイル機器が充電できちゃう


千葉県・幕張メッセにて2019年10月15日(火)から18日(金)の4日間に渡ってIoT(Internet od Things:モノのインターネット)やCPS(Cyber Physical System:サイバー空間でのデータ処理技術・分析/知識化)に関連する製品やソリューションなどを扱う展示会「CEATEC 2019」が開催されました。

今回はスマートフォン(スマホ)やタブレット端末向けの周辺機器やTVといった家電製品、オーディオ関連アイテムなどを開発・販売しているSTAYERのブースにて展示されていた防災やアウトドアでの利用にピッタリなモバイル発電機「マグネ充電器」を紹介いたします。

【海水電池の仕組みを利用したポータブル発電機】


STAYER製のマグネ充電器

STAYERのブースにて展示されていた「マグネ充電器」は海水電池(詳細な説明は省きますが、マグネシウムと塩水による化学反応にて低電力の電気を発電するというもの)の仕組みを利用したもので、本体下側の円筒部にあり2つのタンクに同梱の塩(切らした場合は市販の食塩でも可)と水を入れて、同じく同梱されているマグネシウム棒を本体にセットすることで低電力ながらも発電をします。

これをスマホやモバイルバッテリーなどへの充電やその他のUSB機器への給電のほか、本機が搭載しているランタン・懐中電灯機能を使うことができます。なお、QuickCharge専用などの必要電圧の高い機器への充電はできないため、対応のモバイルバッテリーへ充電した後にそこからの充電をすることで電力供給は可能とのこと。


「マグネ充電器」の使い方説明

【繰り返して何度でも使える】

マグネシウム棒は塩水を媒介して本体内の電極版と反応して発電することで分解され、塩と結びついてぼろぼろになり、最終的に使えなくなります。しかしながら、別売りのこの充電器はマグネシウム棒の単品が別売りで販売されており、交換、および補充することで繰り返し使うことができます。なお、塩については市販の食塩でも大丈夫なほか、必要な分がマグネシム棒を買うと付属しています。仕様は以下の通り。

[本体]
総発電量:35Wh/本×4本(合計140Wh)
必要塩分量:15g×2(合計30g)【塩1袋あたりクエン酸4g配合】
防水性能:IPX6
外形:高さ206.5mm×直径86mm
本体重量:約415g(注水前)
USBポート:1ポート(DCPモード:DC4.5V〜5.4V、200〜500mA)

[照明機能]
前照灯 強:130lm
前照灯 弱:70lm
周囲灯(ランタン機能):100lm


塩と反応したマグネシウム棒。粉々になって沈殿するので、使用後は破棄する必要があります

STAYERでは本機の接続に正式に対応した防水対応したワンセグTVやラジオなどの製品がラインアップされています。特徴としては、USBからの電源供給だけでなく、乾電池にも対応した2電源対応となっているほか、防水機能を備えているため、災害時の備えやアウトドアといった屋外での利用に安心して一緒に持ち込めるという点です。説明員によると「先日の台風19号の接近のニュースがあった際には非常によく売れた」ということです。


防水で2電源対応の小型ワンセグTVやラジオはわりと珍しいかもしれません

また現在開発中であるということですが、マグネ充電器の前照灯機能をワンセグTVに置き換えたバリエーションモデルも開発中ということです(こちらは発売日未定)。


「マグネ充電器用ワンセグテレビ」(参考出品)

今回のマグネ充電器は前照灯やランタン機能のほか、スマホやタブレットなどをUSB対応機器への電源(充電元)として利用できるというアイテムです。天災といった「何かがあった時」への備えも重要な事項ではないかと思います。

これらの機器が被災時に活用するという機会がないことが一番です。しかし、台風や地震、停電といった災害時にはネットへの接続やテレビ・ラジオは大事な情報源となります。被災時はもちろん、被災しなくとも予備避難での避難先にて大きく役立つはずですので、「非常時のために」こういった機器をあらかじめ用意しておくのは大切なことかもしれません。

【乾電池不要/充電不要】水だけ手配すれば発電!マグネ充電器本体セット [ホーム&キッチン]
STAYERホールディングス


マグネ充電器交換用 マグネシウム棒 (2回分)
STAYER


STAYER 防水ポータブルワンセグテレビラジオ ST-PORW1WH [エレクトロニクス]
ステイヤー


記事執筆:河童丸

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(引用元:livedoor news)

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