22日放送、BS朝日「スポーツクロス」に、サッカー元日本代表の福田正博氏が出演。元代表選手たちの裏話を明かした。
番組内で「平成のベストイレブン」を選出した福田氏。その中に含まれなかった選手のひとりが、中盤の司令塔として活躍した小野伸二だ。
福田氏は、小野を「一番サッカーを楽しむことのできる選手」「いつもサッカーをしていると楽しそう」と表現。一方で、「人づきあいがいい」「夜誘われると行っちゃう」と、人柄の良さが仇となることもあると指摘し、「あまり大都会のチームでやらないほうがいい。コンディション崩すから」と述べた。
ベストイレブンとMVPに選んだ三浦知良については、代名詞でもある「カズダンス」に言及。サンバのリズムを使い、元ブラジル代表のカレッカを真似したものだと説明した。ただ、最後のパートは親交のある田原俊彦を参考にしたそうで、福田氏は「カレッカとトシちゃんの融合」と表現する。
福田氏がカズから聞いた話として明かしたところによると、今でも若手から「カズダンスをやっていいか」と連絡があるという。福田氏は「それくらいのゴールパフォーマンスはない」とカズを称賛。カズも連絡が来るのは「うれしい」と話していたと明かす。
また、カズと同世代で、W杯における日本の初得点者となった中山雅史氏について、福田氏は「そんなに代表で試合に出ていない。でも、大舞台で力を発揮する力を持っている」と評価。だが、「性格はカズとまったくの正反対」だという。
福田氏は「カズは普通に明るい、社交的な感じ。中山はどっちかといったら暗い」と暴露。「あれは相当、無理している」「神経質というか、すごく繊細」と、ポジティブさを前面に押し出す中山氏の意外な一面を明かした。この暴露に、MCで元プロ野球選手の古田敦也氏は「営業妨害だ」と笑う。
だが、福田氏は中山氏が言葉で強く言うのは「自分の弱いところを見せたくないというのと、自分を変えたいという心理がすごくある」と解説。「ポジティブなことを一生懸命言って、自分を鼓舞していくのがうまい」とも続けた。
(引用元:livedoor news)