19日放送、TBS「S☆1」では、読売巨人軍の菅野智之にインタビュー。メジャー挑戦への思いや、昨年の偉業について語った。
日本球界はこの冬、菊池雄星が海を渡った。そのほかにも、将来的なメジャー挑戦の意思を表すビッグネームは少なくない。「前回のWBCを戦ってから、まあ戦う前からですけどね…メジャーでやりたいという思いは常に持っています」という菅野もその一人だ。
2017年のワールドベースボールクラシック(WBC)準決勝アメリカ戦を、「すごい大きい舞台を経験させてもらった」と振り返る菅野。6回3安打1失点という好投だったが、「すごいバッターの適応能力が凝縮された試合だった」と、初対戦の選手たちが試合中に適応する力に感嘆した。
菅野がナンバーワンと称賛する投手は、ジャスティン・バーランダーだ。「ここにきてまた1ランク上がっているような感じ」「35歳で本当にすごいなと思っている」と、昨季、大谷翔平を14打数3安打5三振に抑え込んだメジャー最強右腕に賛辞を寄せる。
「メジャーリーグってやっぱり最高峰の舞台」という菅野は、「そこを目指すことが、自分のモチベーションが上がることにつながるし、僕のモチベーションが上がればチームの勝利に貢献できる」と話した。
菅野は「行く行かないじゃなくて、目指すことで個人を高めていくことにつながっていると思うので、そこは勘違いされたくない」としたうえで、「でも行きたいのは行きたい」と続けている。
昨年、菅野はクライマックスシリーズ史上初めてノーヒットノーランを記録した。だが、意外にも「正直、あの試合は調子が良くなかった」「簡単に言うと、力が入らなかった」と明かす。
そんな中で「唯一良かった」のが、コントロールだ。実際、113球を投げ、捕手が構えるミットと真逆の方向にボールがいった逆球は、わずか1球しかなかった。
菅野は「理論が先行する人がいるが、僕はまったくそういう理論はなくて、無駄な力を入れないのが1番。無駄な動きをしない」とコメント。「あのピッチングを年間通してできたら、何球投げても疲れない」「毎試合、完投完封を狙える」と、理想の姿だと話す。
ことしからエースナンバー18を背負う菅野だが、「周りが思っているほどプレッシャーを感じていない」とコメント。「ジャイアンツのエースとしてやってきた自負はあるので、18番をつけたからといって何かを変えることはしない」と自信を強調した。
(引用元:livedoor news)