16日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)で、経済評論家の勝間和代氏が、銀行の将来を切って捨てた。
番組では、「銀行あと7年」と題した週刊誌「AERA」の記事を取り上げた。安定の象徴とされてきた銀行だが、日本銀行が2016年1月に開始したマイナス金利政策で大きな岐路に立たされているという。
この政策によって、資金を貸せば貸すほど赤字が膨らんでいくため、銀行は本業の融資で稼ぐことができなくなった。三菱UFJフィナンシャル・グループ社長の平野信行氏も「私たちのビジネスモデルは現状のままでは、もはや持続可能とはいえない」と、今後の行く末に厳しい認識を示している。
金融庁の試算では、地域銀行の6割が2024年度、貸し出しなどの顧客向けサービスが赤字に転落するという。
銀行も手をこまねいているだけではなく、変革に着手している。例えば、鹿児島銀行は農業法人を立ち上げ、七十七銀行は証券会社を傘下に設立するなどしているそうだ。
現在、銀行が直面している苦境について、勝間氏は2007年に「お金は銀行に預けるな」という本を出版した約10年前から予測していたという。
「これから、いわゆる都市銀行とか、地方銀行のビジネスそのものの存在意義が、残念ながら無くなってしまうので、どんどん需要が無くなるから要らなくなるんです」と、銀行が歩むだろう将来を説いたのだ。
銀行が進める事業についても、勝間氏は「コスト構造的に、まったく無理です!」とバッサリ。四年制大学を卒業し、高給を取る中年社員たちが行内にあふれているだけでなく、一等地に出店するため、その穴を埋めきれないという。
勝間氏は、メガバンクを含めた銀行は今後合併を繰り返し、その数を減少させていき、また「銀行員も恐らく7割とか半分になります」と推察。さらに預金については「最低限しか、銀行にはお金を預けちゃいけないんです。1000万円未満。ペイオフも含めて」と語っていた。
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(引用元:livedoor news)
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