17日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、長嶋一茂が、モンゴル人力士同士の飲み会に意見した。
番組では、横綱・日馬富士が同じモンゴル人力士の後輩となる貴ノ岩に暴力を振るった問題を特集。一部メディアは、日馬富士がビール瓶で貴ノ岩の頭をたたき、馬乗りになって素手で殴り続けたと報じていた。
だが宴席に同席していた横綱・白鵬が、日馬富士の暴力行為を一部認めたものの、「(日馬富士は)ビール瓶で殴っておりません」「馬乗りになったのは事実ではない」と、これまでの報道を否定するコメントを出している。また白鵬の証言によると、貴ノ岩がその場で日馬富士に謝ったほか、ふたりは直後の鳥取巡業で互いに謝罪したという。
スタジオで事実関係を検証していく中、長嶋が「場所前に、モンゴルの力士の方たちが集まって、いわゆる宴会を開いたということですよね?」と問いかけた。長嶋は野球界での事例を挙げ、互いに勝敗を競う関係である以上、敵チームとシーズン前に食事をすることがまず「あり得ない」と指摘した。
続けて長嶋は、「こういうことやると、僕、ハッキリ言うとしらけるんですよ!」「やっちゃいけない! なあなあになっちゃうように見えるんだけども」と自身の考えを明かす。
相撲ジャーナリストの杉山邦博氏は「今、いいことおっしゃいました」と長嶋の意見に賛同。過去も現在も、公の場以外では他の部屋の力士と一切付き合わないと決めている力士がいるというのだ。
その上で杉山氏は、「最近はいささか友達的な感覚が強くなりすぎまして、お話が出てるような、首を傾げざるを得ないようなことが実際に起きている」「前はそんなことはあり得なかったんですよ」と角界の変化を指摘していた。
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(引用元:livedoor news)