8日放送の「SPORTSウォッチャー」(テレビ東京系)が、東北楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大(たかひろ)が太刀打ちできなかった怪物選手の現在を紹介した。
則本は8試合連続2桁奪三振の世界記録を持つ、楽天不動のエースである。そんな則本だが、中学生のときにあった中部大会で忘れがたい選手に出会ったという。
それは、静岡市立観山中学校にいた1学年上の、背番号5番を付けた選手だったという。則本は「ピッチャーで投げてきて、もう歯が立たなかった」「自分はまだまだだな、と思わされた選手ですね」と振り返る。相手の身体は仕上がっており、投げる球もとにかく速く、チームメイトも誰ひとりとしてバットに当てることができなかったという。
則本を圧倒したその選手だが、番組スタッフの調査により、「鈴木崇史」という名の選手だったと判明した。高校2年で甲子園出場を果たしたものの、現在は野球から離れているという。
交渉を重ね、取材許可を得た後、スタッフは、鈴木さんが現在勤める静岡県内の病院に向かった。鈴木さんは、則本が自身を称賛する映像を眺め、笑顔で「めちゃくちゃ嬉しいですね。完全に一方通行(の思い)だと思ってました」と声を上げる。
鈴木さんは野球推薦で関東の強豪大学に入学した。しかし、大学2年のとき、椎間板ヘルニアの発症で野球を止めてしまったという。今なお、野球への未練を思い出すことがあるそうで、「ふとしたときに、『あのときに戻りたい』と思う。でも、すぐに現実に戻る。今さら後悔してもしょうがない」と漏らしていた。
そんな鈴木さんは、介護福祉士の資格を取得するという。新しい目標に現在、まい進しているとのことだ。
(引用元:livedoor news)
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